「迎撃」と「邀撃」の違い・意味と使い方・由来や例文

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迎撃は「こちら側に攻めてきた敵を迎え撃つこと」。

攻めてきた相手を攻撃するといった意味があるので、こちらから積極的に敵に対して攻撃を仕掛けていくわけではありません。

邀撃は「敵を誘い出して、こちら側に迎えてから攻撃すること」。

敵が攻めてきたときに攻撃するという意味では迎撃と同じですけど、邀撃はこちらにやってくるように仕向けてから攻撃する点がポイントです。

「迎撃」の意味

迎撃とは、こちら側に攻めてきた敵を迎え撃つことです。

あくまでも攻めてきた敵を迎えて、攻撃するという意味であり、こちらから相手の陣地に向かっていく、こちらから積極的に攻撃していくという状況では使用しません。

したがって、迎撃と言える状況は限られており、戦争などにおいても特定のシーンでしか使用しない言葉なのです。

「邀撃」の意味

邀撃とは、敵を誘い出して、こちら側に迎えてから攻撃することです。

敵を迎え撃つという部分については、迎撃と同じと言えます。

しかし、邀撃の場合には敵を誘い出したうえで、こちら側に迎えるため、そこが違うのです。

勝手に向こうからやってきたわけではなく、向こうがこっちにやってくることも含めて計画のうちという意味になります。

「迎撃」と「邀撃」の用法や用例

「戦争においては、敵国がいつどんな場所を責めてくるか分からない。

したがって、どうしても迎撃にならざるを得ないシーンがあるんだ。

向こうが攻撃してきたときにいかに守るか、そして逆に攻撃するかが重要だ。」

「戦いにおいては、戦法の1つとして邀撃というものがある。

これは相手をおびき出して、のこのことやってきたところを攻撃するというものだ。」

迎撃と邀撃は光景は似ている

迎撃と邀撃に関しては、光景としてはかなり似ていると言えるでしょう。

こちら側に相手が攻め入ってきて、そのうえで迎え撃つわけですから。

ただ、そこに至るまでの経緯に関しては違いがあります。

迎撃は無効が勝手にやってきただけなのに対して、邀撃は無効がやってくるように仕向けるという状況で使うので、その違いを覚えておきましょう。

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