「実情」と「真情」の違い・意味と使い方・由来や例文

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実情は「実際の事情のこと」。

建前上存在している事情とは異なり、本当の事情と言えるものに対して使用していきます。

つまり、世間に存在している事情が本当のものではないと言える場合に使っていくのです。

真情は「真実の状態のこと、嘘偽りのない気持ちのこと」。

真情に関しては、状態や気持ちに対して使う言葉となっているため、事情とは異なる意味を持っていると言えます。

「実情」の意味

実情とは、実際の事情のことです。

実際の事情なので、建前上存在している事情とは異なるという意味合いがあります。

本来存在している事情をそのまま外部に教えないというケースがありますが、そういったときには多くが知っている事情とそれとは別に存在する実情があることになります。

実情というのは、ごく一部の人たちしか知らないことが多いです。

「真情」の意味

真情とは、真実の状態のこと、嘘偽りのない気持ちのことです。

真実であることや嘘が含まれていない気持ちということで、どちらも事情ではない点はポイントです。

したがって、そこは実情と区別すべき点になると言えるでしょう。

真情という言葉は日常生活ではほとんど使いませんし、そもそも知っている人が多くないと言えるはずです。

「実情」と「真情」の用法や用例

「うちのお店の売り上げが下がっている理由は、同業者が周りに多くなったことが原因と思われているが、実際は有能な人間どんどん辞めていってしまったという実情があるんだよ。」

「これは嘘偽りない、私の真情だ。

どれくらい信じてくれるかは分からないけど、本当に嘘偽りがないという点だけは、再度言っておきたいと思う。」

実情と真情はどちらも本当のことという意味が含まれている

実情と真情に関しては、どちらも真実や本当という意味合いが含まれています。

したがって、その点においては似ているのです。

しかし、実情は建前ではない、実際の事情という意味で使いますけど、真情は本心という言葉に近いです。

嘘偽りがない、本当の気持ちという意味になるので、両者は区別をすることは容易にできるはずです。

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