「しずかに」と「そっと」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

静かには「声を出さないこと、音を立てないこと」。

「静謐」と言い換えると分かりやすい。

そっとは「静かにすること、秘密にすること」。

「秘密」と言い換えると分かりやすい。

「静かに」と言う行為は何も声や音のしない状態のことで、静謐・静寂・静粛などのことを言います。

「そっと」も静かにすることですが、秘密裏にするという意味もある言葉です。

「静かに」は静寂を保つこと

「静かに」は声を出さない、音を立てないことを守れば出来ることです。

「静かなしなさい」「静かに暮らす」「やっと静かになった」「静かになったので講演が始まった」「小学生は静かに出来ない」「図書館は静かにしなければならない」「静かにしいていれば、何もしない」「静かにならない教室は学級崩壊と言う」などと使います。

「そっと」はばれないようにすること

「そっと」は静かにすることと、人にばれないように秘密離にする事の意味があります。

「そっと人だかりから離れた」「どうぞそっとしておいてください」「そっとしている深夜の公園」「そっとしているネコには気付きにくい」「そっと隠れて偲びこんだ」「周囲にばれないようにそっと逢引きをしていた」「そっと手を差し伸べた」などと使います。

「静かに」そして「そっと」別れた二人

二人は恋仲であったがふとしたことが原因でもう一緒にはなれないと分かり、最後のデートの後「静かに」声もかけずに「そっと」別れていった。

「じゃ、またね」と言う言葉はもうなく、別れの言葉も言えずに別れていったということです。

男は彼女の後姿が雑踏に消えるまで見守っていた。

と言う映画のラストシーンにありそうな場面です。

「静かに」と「そっと」とは

「静かに」は声やもの音を全く出さないことです。

「静かに澄み渡る湖」「静かにするべき図書館内部」「教室は静かにしなければならない」「レストランでは静かに食事をする」「静かに別れた」などと使います。

「そっと」は静かに何かをすることや、人に分からないように秘密裏に何かを行なうことです。

「そっとしておきましょう」「そっと彼女にメモを手渡した」などと使います。

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