「兎」と「卯」の違い・意味と使い方・由来や例文

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兎は「哺乳類で耳の長い大人しい小動物のこと」。

「バニー」と言い換えると分かりやすい。

卯は「十二支の一つで草木が茂る様子のことまたは兎のこと」。

「茂る」と言い換えると分かりやすい。

「兎」は小動物でペットにもなる哺乳類です。

「卯」は十二支の一つで「茂ること」を言います。

「卯の花」「卯月」などと使われ、「四月」の頃のことで旧暦なので初夏の頃を言います。

「兎」はウサギのこと

「兎」は耳の長いことが大きな特徴になり、色は白や茶色、黒などがあります。

バニー、ラビットなどと言われ、日本では月で餅つきをしているという民間伝承があります。

兎狩りなど狩猟のターゲットになることや毛皮・食用などの他、ペットとしても人気があります。

「卯」を兎と言うのは、十二支を動物に例えた名残になります。

「卯」は茂ること

「卯」は草木の茂る様子を言い、農作物の成長の目安として使われました。

「子・丑・寅」と作物の成長の延長線にあるものです。

「卯」は十二支の4番目に位置し、作物が繁茂している頃を表しています。

分かり易いように動物にあてはめると「兎」になり、「兎年」は「兎」の絵や張り子などが流行ります。

「卯」と「兎」は直接の関係はありません。

「卯」は「兎」より「卯月」に関係

「卯」は「卯の花月」「卯月」と言う様に卯の花が咲き匂う頃のことを言いますから、初夏を表しています。

旧暦の四月、新暦の五月頃に当たり、本来の「卯」の原義に近いものになります。

「卯」の語源は「刀を並べた形」「殺すこと」の意味になります。

「卯の刻は午前六時前後のこと」「卯の方角は東のこと」などと使います。

「兎」と「卯」とは

「兎」は哺乳動物で耳が長い小動物です。

狩猟の目的やウサギの毛皮・肉食・ペットとなどになっています。

「卯」を「兎」と言うのは、十二支が農作業の目安として大事なことなのに、難しい漢字が充てられていることで農民の理解が得られないことから、身近な動物に例えて分かり易くしたことで関係が出来たのです。

今では「卯」は「兎年」と言う事で定着しています。

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