「下手に出る」と「顔色をうかがう」の違い・意味と使い方・由来や例文

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下手に出るは「へりくだった態度をとること」。

相手よりも下の立場であるような態度をとるときに使います。

実際に自分が下の立場であるときにももちろん使いますが、対等であってもそういう態度をとるときもあります。

顔色をうかがうは「相手に嫌われるような行動は避けようとすること」。

相手の機嫌などを観察しながら、自分を気に入ってもらえるように、相手の機嫌を損なうような行動は慎もうとする状況を表しています。

「下手に出る」の意味

下手に出るとは、へりくだった態度をとることです。

へりくだった態度をとることで、相手よりも立場的に弱い部分を見せるようなシーンで使っていきます。

下手に出るような態度をとるシーンは日常的にはそれなりにある可能性が考えられます。

したがって、下手に出るという言葉を使うかどうかは別としても、馴染みは感じやすい可能性はあるでしょう。

「顔色をうかがう」の意味

顔色をうかがうとは、相手に嫌われるような行動は避けようとすることです。

相手の顔色を常に観察するという意味の言葉ですけど、それをする理由としては、相手に嫌われないためと言えるでしょう。

したがって、顔色が悪くなりそうな、不機嫌になりそうなことは控えながら、ご機嫌をとるような接し方をするので、態度としては下手に出る状況とかなり似ています。

「下手に出る」と「顔色をうかがう」の用法や用例

「顧客相手だと、こちらはどうしても下手に出ないといけない。

お客さんになるわけだから、自社製品を利用してもらうために、態度には気を付けないといけないんだよね。」

「営業をやる人間にとって重要なのは、相手の顔色をうかがうことだ。

常に相手の機嫌がどうかを観察して、その都度適切な対処をしていくことが契約につながる。」

下手に出ると顔色をうかがうは状況としては似ている

下手に出ると顔色をうかがうについては、意味は微妙に異なっていますけど、態度としてはかなり似ている状況です。

どちらも結果的にへりくだった雰囲気の対応になるため、相手の方が立場が上のような、そういう光景に見えるはずです。

下手に出ると顔色をうかがうは全く同じ場面で使用できるとは言えないものの、近い場面で使うことは可能でしょう。

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