「交情」と「厚情」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

交情は「男女の仲または付き合いのこと」。

「付き合い」と言い換えると分かりやすい。

厚情は「深い情のことまたは思いやりのこと」。

「思いやり」と言い換えると分かりやすい。

交情も厚情も相手に情けを掛けることですが、交情は親しくすることで厚情は深く思いやることです。

死去の通知に「生前のご厚情を感謝いたします」と使われます。

「交情」は付き合いが深いこと

「交情」は付き合いが長く、友人や知人・恋人との交際が深いことを言います。

子供のころから親しければ幼馴染となりますし、近所づきあいであれば気心が知れた仲になります。

男女の仲であれば、男女の関係を持った仲と言う事になります。

親しい仲と言うことで、普通の人間関係よりは慣れ親しんだより近しい間柄になります。

「厚情」は思いやりが強いこと

「厚情」は「厚い情」ですから、相手に対して思いやる気持ちを持っていることです。

病気に成れば心配して見舞いに行き、不幸があれば同情し励ますような仲になります。

また、葬儀の案内や結婚式の祝辞などで社交辞令として使われることが多い言葉になります。

「皆様方のご厚情を賜り誠にありがとうございます」などと使います。

「交情」は本当の付き合い、「厚情」は儀礼的な付き合い

「交情」は本当に付き合いがあり、かなりの長さや深さがあることですが、「厚情」は表面的で儀礼的な付き合いと言う面が強くなる言葉です。

普段はそれほど深く付き合っていないのに、何かの時に付き合いがあったかの様に言われるものです。

仮に少しは有ったとしても「交情」と言うほどのことではないようです。

相手に口頭でお礼として言う場合は、深い付き合いの場合があります。

「交情」と「厚情」とは

「交情」は「情けを交わす」ことですから、お互いに良く知る仲のことになります。

本当に相手のことを知っている仲、付き合いが長く深い仲、男女の深い仲などのことを言います。

「厚情」は表面的・儀礼的に使われることが多い言葉です。

「生前のご厚情を感謝申し上げます」「皆様方のご厚情を賜り誠にありがとうございます」などと使います。

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