「励行」と「順守」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

励行は「キチンと務めて間違いなく実行すること」。

「確実」と言い換えると分かりやすい。

順守は「法律をキチンと守ること」。

「遵守」と言い換えると分かりやすい。

励行は強いて行うことで、しなければならないことをシッカリとすることです。

「挨拶の励行」「基本手順の励行」「整理整頓の励行」などと言います。

順守は守ることです。

特に法律や規則で決まっている内容を守ることを言います。

「法令順守」「九時出社順守」などと使います。

「励行」は確実に実行すること

「励行」は実行することですが、実行を必ず遂行することです。

「朝の挨拶の励行は小学生でもしていることだ」「歯磨き励行は虫歯予防に効果的なこと」「食事の時の頂きますの励行は、生命に対するお礼なのだ」「学校の下駄箱は整理整頓が励行されている」「工場では工具の指定席化が励行されている」「マニュアルの励行は製造業の基本となる」などと使います。

「順守」は規則や法律を守ること

「順守」はルール・規則・道徳・法律などを必ず守ることです。

社会生活において、守るべきことは「順守する」と言い、守らねば法律違反となり反社会的行為となるのです。

法律だけではなくちょっとしたルールや規則も守らねばなりません。

「マンションの管理規則を順守しない住民は必ず少数だがいるものだ」「個人情報の保護は順守されねばならない」などと使います。

「励行」と「順守」は「必ず」が付く言葉

「励行」は必ず実行すること、「順守」は必ず守ることになります。

どちらも必ずしなければなりません。

そのために標語に良く使われる言葉になるのです。

「挨拶励行」「法律順守」などは良く聞く標語なのです。

反対に考えればそれだけ実行されず、守られないという難しいことなのかも知れません。

当たり前のことなのに難しいことなのです。

「励行」と「順守」とは

「励行」も「順守」も当たり前のことを行なえば良いのですが、それが結構難しいことなのです。

いくら標語にしても、口で酸っぱくいっても守られない人はいます。

法律違反を繰り返す犯罪者は無くなることはありません。

マンションの管理規則や使用細則は必ず逸脱者がいるものです。

人間社会は「励行」「順守」が大事なのですが、アウトロー的な人は必ず出てきます。

最新の記事はこちらから