製造は「原材料から製品を造ること」。
「製鉄」と言い換えると分かりやすい。
加工とは「既に造られた資材に手を加えること」。
「二次製品」と言い換えると分かりやすい。
製造は形を作るもので元は形が無い原料などになります。
加工は形があるものを別の形に変えることです。
ですから、切断、切削、分割、結合、張り合わせ、粉砕、組立など形を変えることを言います。
「製造」はものづくり
「製造」は第二次産業と言われるもので、単純形状の原料や材料を使って複雑な形状の製品を造ることです。
例えば小麦粉を原料にパンを作ること、石油からプラスチックを作ること、鉄鉱石から鉄を作ること、木材から紙を作ることなどを言うのです。
広い意味では組立や加工も製造に入ります。
例えば自動車産業は、各部品の組み立てを行うものですが製造業の代表的な産業です。
「加工」も製造の内
「加工」は広い意味では製造ですが、狭い意味では異なります。
物に手を加えることですから、成形・切断・切削・溶接・組み立て・張り合わせ・印刷などを言います。
原材料から形を作るものではないため、二次製品づくりと言えます。
コンバーターとも言い、「変換すること」を意味します。
製品に有る部品は加工されたものになり、それらを組み立てることで新たな製品を造ることがほとんどになりますから、加工や組み立ては製造の一部と言えます。
「製造」はものづくり・加工・組み立てなどのこと
「製造」は広義ではものづくりのことですから、例えば鉄や化成品、燃料などの一次製品と本や包装材、紙、プラ製品、部品、自動車などの加工・組み立てによる二次製品となり、それらをまとめて製造と呼んでいるのです。
日本は資源を輸入して原材料を製造し、それにより加工で製品化をして輸出をしているのです。
メイドインジャパンの巨大な工場と言えるかも知れません。
「製造」と「加工」とは
「製造」は原油や鉱石から化成品や金属を取り出す狭い意味の製造と、それらから複雑な工程を経て形にしていく製造や加工・組み立てと言う工程の製造などがあります。
狭い意味の「加工」はプラスチックや鉄・アルミなどの金属材料、フィルムなどの化成品、紙製品などを切断、接合、切削、溶接、研磨などの加工をすることでさらなる製品に仕上げるのです。