「擬装」と「擬態」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

擬装は「姿を変えて関係ないものに装うこと。」

「変装」と言い換えると分かりやすい。

擬態は「動物が周囲と似たようなものに姿を変えること」。

「同化」と言い換えると分かりやすい。

擬装は姿を変えて関係ないと思わせる変装行為、証拠の捏造などの擬装工作を言います。

擬態は動植物が、身を守るために行う自己防衛本能による偽装のことです。

「偽装」は変身

「偽装」は姿を別のものに変身することです。

仮装も偽装の一つで、姿を本来のものとは異なる姿になること、違うものを身に付けることなどを言います。

また、事件の犯人や事故の当事者が、別の証拠を捏造することや隠すことで隠蔽工作・偽装工作をすることも言います。

アリバイ作りも偽装工作になります。

巧なアリバイ作りはしばしばドラマや小説になります。

「擬態」は動物の本能

「擬態」は動物がする本能的な周囲同化策です。

多くの動物が天敵から身を守る手段として、「擬態」をします。

比較的弱い生物に多いと思われます。

昆虫類は「枯れ枝・枯れ葉」「糞」「樹皮・地面」に、魚は「枯れ葉・海草」「砂・岩」、鳥では「木の枝・茎・石」などに擬態します。

また、植物の一部も擬態するものがあります。

「擬装」も「擬態」も自分を隠す行為

「擬装」は自分の姿を変えて見せること、関わっていることと関係なくすることなどを言います。

「擬態」も自分の姿を別のものに見えるように変身するか、最初から擬態をしているものなどがあります。

擬態をする生物は圧倒的にチョウ・ガ・カマキリなどの昆虫が多く、クモやエビ、タコ・魚、カエル、爬虫類・鳥・植物などに少しいるだけです。

「擬装」と「擬態」とは

「擬装」は本来の姿や様子を変えること、「擬態」は別のものと思わせることを言います。

どちらも「変身」することで共通性があります。

「擬装」は別物に見せること、証拠捏造・アリバイ作りのことも言います。

「擬態」は体を周囲のものに似せて身を隠すことで、本能的な行為となります。

天敵が多く弱い存在の昆虫類に多いものです。

最新の記事はこちらから