「品薄」と「売り切れ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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品薄は「需要に対して、特定の商品の供給が追い付いていないこと」。

欲しい人全員に特定の商品が行き渡らない、そういった状況で使っていく言葉なのです。

売り切れは「特定のお店における、特定の商品の在庫がないこと」。

あるお店にて全て売れてしまって、今のところ在庫がない状況ですが、別のお店に行けば売っている可能性はあると言える状況です。

「品薄」の意味

品薄とは、需要に対して、特定の商品の供給が追い付いていないことです。

需要は非常に高いのに、その需要が高い商品の生産数がなかなか増えないために、欲しいと思っている人の多くが手に入れることができない状況を指しています。

物理的に手に入れることが難しいため、お金持ちなどであっても手に入らない可能性があると言えます。

「売り切れ」の意味

売り切れとは、特定のお店における、特定の商品の在庫がないことです。

あるお店にて、特定の商品の在庫が現在のところ存在していない、そんな状況に対して使っていきます。

ただ、今後再び在庫が増えるかもしれませんし、他のお店には在庫があるかもしれないと言えるでしょう。

したがって、品薄よりは深刻さはない状況と評価できます。

「品薄」と「売り切れ」の用法や用例

「新しいゲーム機が発売されたけど、ずっと品薄でなかなか手に入れることができない。

家電量販店に行っても全く売っていないし、抽選販売がされているのみだよ。」

「欲しい品があったから、近所のスーパーにやってきたんだが、どうやら売り切れのようだ。

仕方ないから、別のスーパーまで行ってくるしかないか。

時間はかかるがしょうがない。」

品薄と売り切れは深刻さに違いがある

品薄と売り切れについては、どちらも特定の商品が手に入らない状況を指しています。

ただ、品薄は社会全体で発生しているため、なかなか改善が難しい状況です。

でも、売り切れは特定のお店のみで発生する現象なので、別のお店では手に入る可能性があります。

そういった部分に違いがあるので、深刻さが異なっていると言えます。

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