「同盟」と「協商」の違い・意味と使い方・由来や例文

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同盟は「2つ以上の国家などが同じ目的のために、特定の行動をとることを約束すること」。

日本史や世界史でよく登場する言葉であり、同盟国が戦争に巻き込まれた際には参戦するなどの取り決めが実際にあります。

協商は「2つ以上の国が特定の事柄について協定を結ぶこと」。

お互いにとって利益になるような約束をすることですが、基本的に戦争に関する取り決めはしません。

「同盟」の意味

同盟とは、2つ以上の国家などが同じ目的のために、特定の行動をとることを約束することです。

日本史や世界史でよく見る用語であり、複数の国が協力関係にあるようなときに使います。

ときには戦争に関する協力もしていくという意味であり、実際に同盟関係にある国が戦争に遭遇したときには、その国の味方として参戦する状況は過去にありました。

「協商」の意味

協商とは、2つ以上の国が特定の事柄について協定を結ぶことです。

こちらも日本史や世界史でたびたび見る用語です。

協商に関しては、経済的な協力関係を意味することが多いです。

したがって、軍事的な部分は含みません。

そのため、協商を結んでいる国が戦争に巻き込まれても、協商を理由に参戦することはまずありえないのです。

「同盟」と「協商」の用法や用例

「日本はかつてイギリスと日英同盟を結んだことがある。

その後、イギリスは第一次世界大戦でドイツらと戦ったが、そのときには同盟国である日本はイギリス側について参戦したんだ。」

「ヨーロッパでは、かつて大国同士が協商関係になっていたことがある。

大国同士ならではのメリットがあったのだろう。

特に経済的な面での恩恵は大きかったと言えるんだ。」

同盟と協商は内容面で違いがある

同盟と協商は日本史や世界史でたびたび登場する言葉ですけど、それぞれは内容面で違いがあるのです。

同盟はいろいろな面で2つ以上の国が協力関係になることを意味しており、戦争に関する部分を含みます。

しかし、協商は主に経済関係に関しての協力をする状況であり、戦争に関する内容を含みません。

そこが違いと言えるので、覚えておきましょう。

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