「軟弱」と「薄弱」の違い・意味と使い方・由来や例文

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軟弱は「柔らかくてしっかりしていないこと、態度が弱弱しいこと」。

どちらの意味でも使われる言葉ですが、後者の方がより有名かもしれません。

人間の態度などを批判的に捉えるときに使われる言葉です。

薄弱は「身体などが弱弱しいこと」。

弱弱しいという意味では軟弱に似ていますけど、あくまでも身体そのものを対象とするので、そこに違いがあると言えるのです。

「軟弱」の意味

軟弱とは、柔らかくてしっかりしていないこと、態度が弱弱しいことです。

単純に物体が柔らかい、しっかりしていない状態であるという意味もありますけど、それとは別に人間の態度が弱弱しく見えるという意味でも使うことができます。

両方の意味で使われるので、物体のみならず、人間に対しても使用できる点は頭に入れておきましょう。

「薄弱」の意味

薄弱とは、身体などが弱弱しいことです。

身体などに対して弱弱しいという意味で使用していきますけど、基本的には人間に対して使っていきます。

だから、物体については使うことは基本的にはありません。

身体が弱くて、よく体調を崩す人や病気になりやすい人などに対して使っていく言葉と言えるので、そういった部分を覚えておくべきです。

「軟弱」と「薄弱」の用法や用例

「あの人はいつも上司にぺこぺこしてばかりで、非常に軟弱な姿勢に見えるね。

あれじゃ上司になめられて、いいように利用されるのがオチじゃないのかね。」

「俺は昔から薄弱な体質で、よく体調を崩すんだよな。

その状況は大人になってからも特に変わらず、今でも風邪を引いて会社を休むことがよくある。

なんとかならないものかね。」

軟弱と薄弱は異なる対象を弱弱しいと表現する言葉

軟弱と薄弱は似ている言葉に見えるかもしれませんが、それぞれ対象とする部分に違いがあります。

軟弱は主に物体そのものや人間の態度となっていますけど、薄弱は人間の身体なので、そこで区別をしていくのです。

だから、両者は実際に使用していく場面に明らかな差がある状況であり、そこは確実に頭に入れておかないといけません。

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