奏上は「官庁や議員などが天皇に意見を述べること」。
こういった場面でしか使われない言葉ですから、基本的には多くの人たちには縁がないと言える言葉です。
ニュースなどで見聞きする可能性があるくらいでしょう。
奏上は「国王などに対して申し上げること」。
国王となっているので、上奏と微妙に違いますけど、結局は上奏とほぼ同じ意味と言えます。
こちらに関しても大半の人には縁がない言葉です。
「奏上」の意味
奏上とは、官庁や議員などが天皇に意見を述べることです。
天皇という特別な存在に意見をするときに使っていきます。
日本ではたまに見聞きしますが、一般人が使うことはほぼありません。
ニュースなどで聞く可能性があるくらいであり、馴染みはほぼ感じないと言えるでしょう。
特別感が非常にある言葉ですから、基本的にはほぼ全ての人に縁がないと評価できます。
「上奏」の意味
上奏とは、国王などに対して申し上げることです。
日本においては上奏はほぼ聞かれません。
国王がいる国であれば、使うことはあるのでしょうけど。
しかし、奏上との意味の違いは非常に微妙です。
意見を述べる対象となる相手が異なっているだけなので、大きな違いはないと言えるでしょう。
したがって、奏上との区別は難しいです。
「奏上」と「上奏」の用法や用例
「天皇などに対して、特定の人たちが意見をするときには奏上と言うんだ。
ニュースなどで聞く機会があるかもしれない。
かなり難しい言葉で知らない人も多くいると思うけど。」
「国王がいる国では、国王に意見をするときには上奏という言葉を使用していく。
日本ではあまり聞かれないけど、そういう言葉については知っておくと良いかもしれない。」
奏上と上奏は対象となる相手が異なる
奏上も上奏も偉い人に対して意見をするときに使用する言葉であり、かなり似た意味を持っています。
しかし、奏上は天皇などに対してであり、上奏は国王などに対してなので、そういった部分で違いがあります。
微妙な違いではありますけど、一応の違いはあるため、そこで区別をしていきましょう。
ただ、両方とも一般人にはほぼ縁がないと言える言葉です。