「復元」と「復刻」の違い・意味と使い方・由来や例文

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復元は「元の状態に戻すこと」。

元あった状態に戻すという意味で使いますけど、完全に元通りにするという状況は必要ありません。

元の状態が想像できる範囲で直すという意味になるのです。

復刻は「本などに関して、以前のものと同じものを作り直して再度出版すること」。

基本的には本に使っていく言葉ですけど、実際は本以外でも使われることがあるのでそこは注意と言えます。

「復元」の意味

復元とは、元の状態に戻すことです。

特定のモノについて、今の状態から以前の状態に戻すという意味で使われます。

しかし、全く同じ状況、完全に元通りにする必要はなく、あくまでも元の状態が想像できる範囲で元に戻すという作業をしていくわけです。

復元という言葉は割といろいろな場面で見られるので、覚えておくと良いでしょう。

「復刻」の意味

復刻とは、本などに関して、以前のものと同じものを作り直して再度出版することです。

基本的には本について使っていく点が特徴であり、それ以外の分野では本来はあまり使いません。

しかし、実際は本以外のものに対しても復刻は使われている状況があります。

復刻版という表現は現実のあらゆるジャンルで耳にする言葉と言えるでしょう。

「復元」と「復刻」の用法や用例

「航空機の事故については、機体の残骸を拾い集めてそれを復元して、原因を探ることがある。

元の機体の状態にできるだけ近づけることで、事故原因が判明することがあるんだ。」

「この本の復刻版が今度出るらしいな。

往年の名作だから、確かに需要は高そうな気がするし、これで新しいファンが開拓できるかもしれないからね。」

復元と復刻は元の状態にどれくらい近いかの部分で違いがある

復元と復刻はどちらも特定のモノに関して、元の状態に近づけるという意味があります。

ただ、復元は完全に同じになることは少なく、元の状態に近づけるという意味で使われやすいです。

しかし、復刻は元の状態とほぼ同じモノにに対して使われることが多いでしょう。

したがって、それぞれの言葉は元の状態にどれだけ近いかという点で違いがあるのです。

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