多彩は「色とりどりな状況で美しく見えること」。
見た目に関して非常に望ましい、綺麗であるという意味で使っていきます。
いろいろな色が使われている、カラフルな状況が見える際に使っていくのです。
多才は「才能がいろいろな方面に存在すること」。
多くの分野で活躍できるような人に対して使っていきます。
特定の分野のみではなく、多くの部分で高い能力を発揮することができるのです。
「多彩」の意味
多彩とは、色とりどりな状況で美しく見えることです。
見た目に関して望ましい、綺麗という感覚を覚えたときに使っていきます。
しかし、見た目が綺麗であっれも、いろいろな色が使われている状況が必要で、ここは多彩と言えるかどうかの大きな条件になります。
多彩と言えるかどうかの明確な定義はありませんが、色とりどりという点は重要なのです。
「多才」の意味
多才とは、才能がいろいろな方面に存在することです。
特定の分野だけで活躍しているわけではなく、それ以外の分野でも活躍できる、そういった人材に対して使っていきます。
通常であれば、特定の分野で活躍できるだけでも素晴らしいと言えますけど、多才な人は幅広いフィールドで才能を発揮することができる、類まれな部分を持っていると言えるのです。
「多彩」と「多才」の用法や用例
「この絵は実に見事だ、色遣いが非常に上手くて多彩な印象を与えてくれる。
シンプルではないデザインゆえに、こういう素晴らしい絵になるのではないだろうか。」
「あいつってなぜかすごい多才なんだよな。
仕事ができるわけじゃなくて、ゴルフも上手いし、コミュニケーション能力も高いし、そんな感じで欠点が見当たらない状況なんだよね。」
多彩と多才は使う場面が異なる
多彩と多才については、それぞれを使用する場面が異なる言葉と言えます。
多彩は絵などの出来栄えに対して使うことが多く、多才は人間としての能力面について言及するときに使うことが多いです。
そういった違いがあるので、混同はしづらいと思われます。
どちらもたまに使うことがあるでしょうから、きちんと意味の違いは理解しておきましょう。