「暗唱する」と「そらんじる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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暗唱するは「ある言葉を暗記して何も見ないで口で繰り返すことが出来ること」。

「復唱」と言い換えると分かりやすい。

そらんじるは「ある言葉や歌の歌詞などを暗記して声を出して繰り返すことが出来るのこと。」

「暗記」と言い換えると分かりやすい。

「暗唱・そらんじる」は文章の一部・歌詞・呪文・和歌・短歌・漢詩などを何も見ずに口で言えることです。

「暗唱する」は暗記すること

「暗唱する」は言葉をそのまま覚えて、口に出して再び言えることです。

覚えるものは何でもよいのですが、長いもの、覚えづらいもの、知っていると自慢出来るものなどいろいろです。

お坊さんは経文を暗記している筈で、形だけ経本を見ているのです。

歌も暗唱するにはとても良いもので、英語など外国語の歌は語学の助けになります。

仏教の信者も経文は無理にしても呪文のような言葉は覚えているのです。

「そらんじる」は暗記すること

「そらんじる」は「諳んじる」と書き、「諳」は「暗」に通じ言葉を暗記していることです。

「暗唱」と同じで、長い文章や社訓・憲章・詩歌・呪文・教典類などを暗記して口で言えることです。

例えば「子供の頃覚えたドイツ語の歌は、今でもそらんじて歌える」「高校生なのに小倉百人一首を全部そらんじていた」「外人でワーズワースの詩をそらんじている人が多い」などと使います。

「暗唱する」や「そらんじる」ことは自慢の種。

なんでも暗記していて人前で再現できることは自慢出来、感心されるものです。

特に若い頃覚えていたことは滅多に忘れないものですが、それを高齢になってから覚えようとしてもほとんど不可能になります。

何かを「暗唱すること」や「そらんじること」は絶対に若いうちなのです。

英語など語学を習得することも全く同じことです。

「暗唱する」と「そらんじる」とは

「暗唱する」も「そらんじる」も同じことで、何かを暗記して口で再現出来ることです。

違いはほとんどないのですが、あるとすれば「暗唱」は努力して修得するイメージがあり、「そらんじる」は即興的にその場で覚えて、口ずさむというイメージです。

前者は努力型、後者は天才型と言えるかも知れません。

音楽でも初見で演奏することや、誰かが演奏した知らない曲をすぐに再現出来ることも同じことです。

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