「愛児」は、親が愛し、かわいがっている幼い子のことです。
通常、他人の子について用います。
英語では「one’s beloved child」「one’s dear child」で表されます。
「愛し子」は、可愛がっている子のことです。
主に我が子についていいます。
英語では「one’s beloved child」「one’s dear child」で表されます。
「beloved」は「最愛の」「愛しい」「愛用の」「御自慢の」という意味です。
「愛息・あいそく」は、親がかわいがっている息子のことです。
通常、他人の息子についていいます。
英語では「a person ‘s dear son」「a person ‘s beloved son」で表されます。
「愛児」の意味
「愛児」は、親が愛し、かわいがっている幼い子のことです。
「愛し子」のことです。
通常、他人の子について用います。
以下のように使います。
愛児を交通事故で亡くされた
愛児をなくして両親は悲しみに暮れる
<愛の漢字>
字義は「あいする」「めでる」「おしむ」「おいしい」「仏教では、異性や物をむさぼりもとめること」「キリスト教では、神が人類に幸福を与えること」「愛情」です。
解字では、「夊+旡+心」で構成されます。
「旡」の部分は、頭をめぐらせ振り返る人の象形です。
「心」と合わさり「振り向きみる心のさま」を表し、「いつくしむ」を意味します。
「夊」の部分は、「足」の象形です。
これらから、「いつくしむ心がおもむき及ぶ」を意味します。
「愛し子」の意味
「愛し子」は、古風な表現です。
「可愛い子供」「大切な子」という意味です。
可愛がっている子のことです。
主に我が子についていいます。
以下のように使います。
愛し子と別れて暮らす 源氏の君は桐壺帝の愛し子です
<いとし>
「いとし」は「いとほし」の転じたものです。
古文では以下のような意味があります。
①「可愛い」「いとおしい」
五十年忌念仏に「ぶちたいが、ああ愛しいが因果の種」とあります。
②「かわいそうだ」「ふびんである」
世間胸算用に「あんな気の短い男にそわっしゃるお内儀が、縁とは申しながらいとしいことぢゃ」とあります。
「愛息・あいそく」
「愛息・あいそく」は、親がかわいがっている息子のことです。
通常、他人の息子についていいます。
反対語は「愛娘・まなむすめ」です。
以下のように使います。
愛息が一人前になって社長は安心している
<関連語>
「秘蔵っ子」は、親が大切にしてかわいがっている子のことです。
または、目上の人が大切にして目をかけている子弟や部下のことです。
「教授の秘蔵っ子」のように使います。
「寵児」は、特別に愛される子のことです。
また、時流に乗ってもてはやされる人を指します。
「文壇の寵児」ののように使います。
「愛児」は、親が愛しかわいがっている幼い子のこと、通常、他人の子について用います。
「愛し子」は、 可愛がっている子のこと、主に我が子についていいます。
「愛息・あいそく」は、 親がかわいがっている息子のこと、通常、他人の息子についていいます。
「愛児」「愛し子」「愛息・あいそく」「愛娘・まなむすめ」は、類語です。
「秘蔵っ子」「寵児」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「かわいがっている子」です。
「愛児」は、親がかわいがっている子のことです。
一般的な言い方です。
「愛し子」は、古風な言い方です。
「愛息」は、男の子をいいます。
他人の子について使います。
「愛娘・まなむすめ」は、女の子をいいます。
自分の子にも他人の子にも使います。