軋轢は「人間関係で起きる摩擦のこと」。
「関係悪化」と言い換えると分かりやすい。
摩擦は「二つのものが擦れて生じる抵抗感のある作用のこと」。
「抵抗感」と言い換えると分かりやすい。
軋轢は車が軋むという漢字を重ねたものです。
強く擦れて軋むことで、転じて、人間関係の軋みも言う様になりました。
摩擦も擦れることで生じる抵抗感のことで、やはり人間関係に使われます。
「軋轢」は車の軋み
「軋轢」と言う言葉は車輪が擦れて軋むことを言います。
転じて人間関係が悪くなり、お互いに反目するようになることです。
和解して相手を認め合わなければ軋轢は解消しません。
「小さな会社の二代目息子は古手の番頭格の社員と軋轢が生じた」「二人の軋轢を解消しようと会長が乗り出した」「二人は手を握り合い、軋轢は解消したように見える」
「摩擦」は抵抗力
「摩擦」は二つの面が擦れることで生まれる抵抗のある作用力のことです。
主に荷重が抵抗感を増すことになります。
転じて、「人間関係の摩擦」と使われるようになりました。
意見の違い・処理の違い・価値観の違いなどで、お互い口論となり摩擦が生じるのです。
「推進派と慎重派が鋭く対立し、摩擦はますます強くなった」と使います。
「軋轢」は「摩擦」が原因
「軋轢」の原因となるものは、意見の相違による摩擦やお互いを尊敬しないこと・認め合わないことなどです。
経験豊富な年上の人が年下の経験が少ない新役員を、すぐには認めないという気持ちも分かります。
お互いを素直に認め合う態度が無ければ、摩擦は生じることになりついには抜き差しならない軋轢になってしまうのです。
「軋轢」と「摩擦」とは
「軋轢」は車輪が軋むことで、転じて人間関係が不仲になってしまうことです。
「摩擦」は二つの面が擦れることで生まれる抵抗感のことです。
やはり、転じて人間関係の不具合を言います。
摩擦はお互いの意見を主張し合い、なかなか妥協しようとはしないことです。
そのようなことが続けば、人間関係はついには軋轢となるのです。
相手を認めればこちらも認められるということが分からない場合に起きます。