全幅は「あらん限りの全てのこと」。
何もかもという意味の言葉ですけど、全幅の信頼といった言い方がメジャーです。
全ての部分に関して信用するという意味になります。
全範囲は「すべての範囲のこと」。
そのままの意味ですが、言い換えればあらん限りのという表現ができるので、全幅と同じような意味の言葉と評価できるでしょう。
「全幅」の意味
全幅とは、あらん限りの全てのことです。
したがって、何もかもという言い方ができます。
全幅については、全幅の信頼という表現がかなり有名であり、逆に言えばそれ以外の表現方法はほとんど存在しません。
特定の人に関して、なんでもかんでも信頼できる、疑う余地なんかないと言えるときに使っていくので、そこは覚えておきましょう。
「全範囲」の意味
全範囲とは、すべての範囲のことです。
すべての範囲を含んでいる、網羅していると言えるケースで使っています。
全幅の意味と似ていますけど、全範囲は基本的には物理的な範囲のみを指しており、目に見えない部分を対象にすることは多くありません。
したがって、信頼といった概念に対しては使いづらいです。
そこに関しては知っておかないといけません。
「全幅」と「全範囲」の用法や用例
「会社に入って以来、私は全幅の信頼を置ける上司に出会うことができた。
この人は筋が通らないことは絶対にしない主義なんだ。
そこが非常にカッコよく見えてくるね。」
「今回の試験は今年習った全範囲が対象になるらしい。
だから、教科書やノートを最初から最後まで復讐しないといけないだろう。
かなり大変な作業に違いない。」
全幅と全範囲は対象にするものが違う
全幅と全範囲はあらゆるもの、すべての範囲という意味になります。
したがって、意味は似ている言葉です。
しかし、全幅に関しては、信頼に対して使うことがかなり多いです。
それ以外の者にはほとんど使いません。
しかし、全範囲は物理的な範囲に対して使うことが多く、目に見えない範囲に対して使う機会は限られます。
そこについて知っておくと良いでしょう。