「無謀」と「無茶」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

無謀は「結果を考えないで行動すること」。

「無鉄砲」と言い換えると分かりやすい。

無茶は「度が外れていること、筋が通らないこと」。

「無理」と言い換えると分かりやすい。

何か常識外れなことをすると無謀や無茶と咎められます。

行き当たりばったりの行動や無為無策なこと、度外れたこと、理屈に合わないことなどの言動のことを言います。

「無謀」は無策なこと

「無謀」の「謀」は「はかりごと・深く考えること」ですから、それがない行き当たりばったりの思い付き行動は、非常に危ういものに映ります。

「乱暴・衝動的・無計画・軽挙妄動・軽率・前後の見境がない」などの言葉が良く合います。

「飲酒をして無謀運転となり事故を起こした」「無謀な考えを止めさせなければならない」などと使います。

「無茶」は「無作=むさ=むちゃ」と変化したもの

「無茶」は「無茶苦茶」と使うことが多く、「滅茶苦茶」と意味は同じです。

「無茶」も「滅茶」も「無作=むさ=むちゃ・めちゃ」となったものと言われています。

「無作=むさ」とは「むしゃくしゃすること・心が悶々とすること」の意味です。

「無茶」は「無謀」と意味が重なり、「乱暴なこと・無計画なこと・筋が通らないこと」などになります。

「無謀」は「無茶」なこと

「無謀」なことは「無茶苦茶」なことでもあるのです。

「無茶苦茶」の「苦茶」は「無茶」の強調語呂合わせの言葉です。

「無謀運転=無茶苦茶運転」となり、スピードを出すことや、信号無視・割り込みなど違反を繰り返す運転のことです。

冷静な判断が出来ない状態ですから、飲酒や薬物により錯乱状態になっている場合に使います。

「無謀」と「無茶」とは

「無謀」は考えが無く衝動的・刹那的な行動のことです。

「無茶」も同じような意味で、加えて程度が外れていることも言います。

例えば「賭け事に大金を使うことは無謀なことだ」「準備体操も疎かにして海に飛び込むのは無謀としか言いようがない」「高望みをすることは無茶だ」「あなたのしたことは無茶苦茶です」「無茶を言わないでください」などと使います。

最新の記事はこちらから