「仮」と「つなぎ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

仮は「一時しのぎの応急的処置のこと。」

「応急」と言い換えると分かりやすい。

つなぎは「とりあえず次のものが来るまで使うもののこと」。

「接続」と言い換えると分かりやすい。

仮になされたことは本格的なものが出来るまでのつなぎと言えます。

例えば、仮設の橋は本工事をして本来の橋が出来るまでの代替の役目をするつなぎの橋なのです。

「仮」は間に合わせ

「仮」の対義語は「本・実」などですから、当面の事情で「本・実」と出来ないことから「仮」のものや処置が取られるのです。

「仮」が付く言葉はたくさんあります。

例えば「仮定・仮設・仮面・仮払い・仮の住まい・仮宿・仮装・仮病・片仮名・仮眠・仮死」など本当ではないこと・間に合わせのことなどの意味の言葉になります。

「つなぎ」は接続物

「つなぎ」は二つのものを接続する働きがあるものを言います。

本来の意味として「何かをつなぎとめること」がありますが、仮処置と言う意味もあります。

「本格的なものが来るまでの時間稼ぎにするもの・行為」と言う意味で使われます。

それが仮なのかどうかは場合によります。

意図的につなぎのものを入れることもあり得るのです。

「そば粉のつなぎ」「芝居の幕間の休憩」「間奏曲」「狂言」などは意図的なつなぎとして存在します。

「仮」と「つなぎ」は一部意味合いが共通

「仮」の意味と「つなぎ」の意味合いは共通部分があります。

「仮」の「とりあえずの間に合わせ」と言う意味は「つなぎ」の「次のものが来るまでの間に合わせ」と同じです。

「つなぎ」には「意図的に二つの間をつなぐもの」と言う「意図的」な意味が強いので、「仮・間に合わせ・とりあえず」などの意味は一部となります。

「次の演目が始まるまでの時間つなぎにコメディアンがパフォーマンスをした」は仮のつなぎ、「八割そばはつなぎを入れている」は意図的つなぎです。

「仮」と「つなぎ」とは

「仮」は「とりあえず・間に合わせ」と言う意味のものになります。

例えば、「科学は仮定を証明するものだ」「橋を架けかえるためには、仮設の橋をまず作らねばならない」「仮病を使う姑息な人」「仮装行列は好評だった」などと使います。

「つなぎ」は二つのものをつなぎとめるもの、意図的に挿入するものなどの意味があります。

「時間つなぎ」「そばのつなぎ」などと使います。

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