「端役」は、演劇・映画などで、主要でない役のことです。
転じて、一般に主要でない役目を指します。
英語では「a minor part」で表されます。
「端役に割り当てられた」は「I was assigned a bit part.」です。
「ちょい役」は、演劇・映画・テレビドラマなどで、ほんのわずかに出演する役のことです。
「ちょい役(端役)をつとめさせられている」は「I always play second fiddle to him.」です。
「fiddle」は「バイオリン」「ペテン・詐欺」「器用さを必要とする仕事」という意味です。
「エキストラ」は、演劇や映画撮影で、端役を演ずる臨時雇いの出演者をいいます。
英語では「an extra」で表されます。
「extra」は、名詞の場合、「余分の仕事」「割増料金」「番外」「エキストラ・群衆」という意味です。
「端役」の意味
「端役」は、演劇・映画などで、主要でない役のことです。
転じて、一般に主要でない役目を指します。
また、その役をする人です。
以下のように使います。
端役にありつく 端役に割り当てられた
彼の下では端役を勤めさせられている
<端の漢字>
字義は「はし・つま」「ただしい」「ただす」「はじめ」「もと・本」「つまびらか」「織物の長さの単位」「周代の朝廷の礼服」です。
解字では、「立+?」で構成されます。
「立」は、「まっすぐ立つ」を表します。
「?・たん」は、「何物にも汚されていない物事のはじめ」を表します。
これらにより、「まっすぐ」「はじめ」を意味します。
「ちょい役」の意味
「ちょい役」は、演劇・映画・テレビドラマなどで、ほんのわずかに出演する役のことです。
「端役」のことです。
「ちょい役でドラマに出る」のように使います。
<ちょい>
「ちょっと」「ちょいと」と同じ意味です。
物事の程度や数量がわずかであることです。
<役の漢字>
字義は「しごと」「さきもり」「いくさ」「えだち・労役」「兵士」「使う」「なす・いとなむ」「仲間」です。
解字では、「彳+殳」で構成されます。
「彳」の部分は、「道を行く」を表します。
「殳」の部分は、「武器をもってうつ」を表します。
これらから、「辺境の地を守りに行く」を意味します。
転じて「つとめ」を意味するようになりました。
「エキストラ」の意味
「エキストラ」は、以下のような意味です。
①「臨時のもの」「番外のもの」という意味です。
②演劇や映画撮影で、端役を演ずる臨時雇いの出演者をいいます。
通行人や群衆などを演じます。
「通行人のエキストラ」のように使います。
<号外>
ニュースを速報するために、定期刊行以外の臨時に発行される新聞のことです。
英語では「extra・エキストラ」で表されます。
日本で最初の号外は、1868年5月16日付、上野の彰義隊の変を報じた別段「中外新聞」だったといいます。
日清・日露戦争下では、新聞社間の号外競争が激しかったと云われます。
現在では、インターネットやテレビ・ラジオなどの速報報道があり、新聞の号外はあまり出されません。
まとめ
「端役」は 演劇・映画などで、主要でない役のこと 「ちょい役」は 演劇・映画などで、ほんのわずかに出演する役のこと、「エキストラ」は、 演劇・映画などで、端役を演ずる臨時雇いの出演者をいいます。
「端役」「ちょい役」「エキストラ」は、類語です。
共通する意味は「芝居の中で重要でない、ちょっとした役」です。
「端役」と「ちょい役」は、一般的に用いられます。
「端役」は、、転じて、「重要でない役目」という意味でも用いられます。
「エキストラ」は、本職の役者ではなくて臨時雇いの出演者をいいます。
<脇役>
演劇・映画などで、主役を引き立たせる役のことです。
また、その役者のことです。
「助演者」ともいいます。
または、中心となる人物を補佐する人をいいます。