完了は「完全に終わること」。
物事が完全に終わる際に使います。
したがって、一時的に終了とか、そういった状況ではなく、今後一切その物事が始まることはないと言えるシーンで使っていきます。
完遂は「完全にやり遂げること」。
目標を完璧に達成するなどのケースで使っていきます。
完全にやり遂げるという意味なので、妥協などが一切存在しないシーンで使用します。
「完了」の意味
完了とは、完全に終わることです。
物事が完全に終了するシーンで使うことが多いですが、完全に終わらせるといったシーンでも使っていきます。
完全に終わる、終わらせる以上、今後その物事が再び始まることはない、再び取り掛かることはないと言えるシーンでのみ使っていくことになります。
日常生活でたびたび耳にする言葉です。
「完遂」の意味
完遂とは、完全にやり遂げることです。
完遂に関しては自らの意思で終わらせる場面で使っていきます。
完了の場合には、勝手に終了する場合にも使うことができるので、そこは大きな違いと言えるでしょう。
完遂と言えるケースでは、目標を達成するシーンなどで使うことが顕著ですけど、完了と比較すると使用される場面は多くありません。
「完了」と「完遂」の用法や用例
「ようやく今日の宿題が完了した。
いつも以上に量が多かったから本当に大変だったけど、集中して取り組んだ結果、なんとか終わらせることができたよ。」
「今月中になんとか40キロ台に体重を戻すという目標を完遂できた。
一時は無理かと思ったけど、本当に40キロ台になるとは思わなかった。
ちゃんと頑張って続けてきてよかった。」
完了と完遂は使用する場面が異なる
完了と完遂に関しては意味は似ているものの、全く同じではありません。
特に使用する場面に違いがあるのです。
完了は特定の物事が終わる、終わらせるというシーンで使っていきますけど、完遂は目標などを達成する場面で使っていくので、そういった部分で違いがあります。
ちゃんと適切なシーンを選んでいく必要があるわけです。