非国民は「国民が当然すべきことをしないなどの理由により、多くの国民から非難される国民のこと」。
世間一般でこれが国民の義務として考えられていることをしない国民を蔑んで表現するときに使われる言葉と言えます。
売国奴は「売国的なことをする人間のこと」。
売国的というのは漠然としていますが、国に対する裏切りとも言える行為に対して使うことが多いです。
基本的には国民に対して使われます。
「非国民」の意味
非国民とは、国民が当然すべきことをしないなどの理由により、多くの国民から非難される国民のことです。
これは法律的な義務のみならず、マナーに近いような義務に対しても使われると言えるでしょう。
したがって、非国民と表現できるケースというのはかなり多いと言えるはずです。
ただ、一般的には悪口に相当する言葉なので、実際に非国民という言葉を使用する際は気を付けないといけません。
「売国奴」の意味
売国奴とは、売国的なことをする人間のことです。
その国の国民であるにもかかわらず、売国的な行為、裏切りとも言える行為をする際に使われることが多いです。
政治家などに対して使われることが多いですけど、国民であれば誰に対しても使うことが可能です。
しかし、非国民同様に悪口に相当する言葉なので、使用する際は注意しましょう。
「非国民」と「売国奴」の用法や用例
「オリンピックなど、大きなスポーツの大会で自国の選手以外の選手を応援していると、どうしても非国民という目で見られるよな。
だから、このことは人前ではあまり口にしないんだ。」
「あの人物は実は他国のスパイであることが判明し、売国奴であると世間から罵られている。
まさかスパイだったとは誰も想像しなかっただろうな。」
非国民と売国奴はどちらも罵る意味を持った言葉
非国民と売国奴はどちらも自国民を罵る言葉であり、よほどのケースに対してのみ使っていきます。
したがって、同じような意味を持っているのです。
しかし、非国民はいろいろな人に対して使えますけど、売国奴は国民の中でも特定の人たちに対してだけ使っていく傾向があるので、使用頻度はそこまで高くないと言えるはずです。
非国民の方が見聞きしやすいはずです。