「トタン」と「ブリキ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

トタンは「鉄に亜鉛メッキをした板のこと。」

「亜鉛メッキ鋼板」と言い換えると分かりやすい。

ブリキは「鉄に錫メッキをした板のこと」。

「錫メッキ鋼板」と言い換えると分かりやすい。

トタンは壁や屋根・雨どいに使われることがほとんどです。

ブリキは水に強いことから、缶詰めや飲料缶にも使われています。

トタンもブリキも外来語になります。

「トタン」は亜鉛メッキ鋼板の俗称

「トタン」は亜鉛メッキした鋼板で、波状に加工して強度を上げたものです。

主に壁材や屋根材にいる鋼板のことを言います。

「トタン」の語源はポルトガル語の「亜鉛」から来ています。

形状から波形・角形・平板があり、大きさは普通、サブロク板と言う3フィート×6フィートのものを言います。

外壁や雨樋に使われます。

屋根材としても使われますが、ガリバリウムと言うアルミ建材が多くなっています。

「ブリキ」は錫メッキ鋼板の俗称

「ブリキ」は錫メッキをした鋼板です。

語源はオランダ語に由来する説が有力です。

主に水に接するものに使われています。

例えば缶詰めの缶、ジョウロ、バケツなどがあります。

かつてはブリキのオモチャがたくさん作られていました。

そのほか飲料の缶、キャップ類などにも使われます。

オモチャの絵柄は塗装やスクリーン印刷で行われました。

「トタン」は主に壁に、「ブリキ」は缶詰め缶に使われます。

「トタン」はかつて鉄道沿線周辺の屋根を防火材にする必要から飛躍的に伸びたことがあります。

関東大震災や終戦後のバラックにも役だったということです。

缶詰め缶には最初から腐食防止のため「ブリキ」が使われました。

今でも使われ、飲料缶もエアゾール缶もブリキが使われています。

語源が外来語である点は共通するものです。

「トタン」と「ブリキ」

「トタン」は鉄の板に亜鉛メッキをしたものです。

また、トタンは亜鉛の意味があるポルトガル語です。

波型や角形の溝を付け強度を出し、主に壁や外壁に使われます。

「ブリキ」は鉄の板に錫メッキをしたものです。

また、ブリキはオランダ語で板金の意味があります。

錫は水に強いことから缶詰め缶に使われましたが、他にはバケツやジョウロに、かつてはオモチャに使われました。

最新の記事はこちらから