「漉(こ)す」と「ろ過する」の違い・意味と使い方・由来や例文

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漉(こ)すは「液体に含まれる不純物を紙などで除去すること。」

「不純物除去」と言い換えると分かりやすい。

ろ過するは「様々な方法で液体・気体などを漉すこと」。

「本格的不純物除去」と言い換えると分かりやすい。

「漉す」と「ろ過」するは同じ意味ですが、ろ過の方が種類もあり大規模な設備で行う印象があります。

また、液体のみならず気体もろ過することが出来るのです。

「漉す」は理科の実験のイメージ
「漉す」はロートにろ紙を装着して、不純物の入った液体をたらし、下のビーカーに落とすというイメージです。

また、料理では漉し器を使い卵や出汁・スープ・味噌などを通すことをします。

料理ではろ紙でなく布や網を主に使います。

ウドンやソバの湯切りにも網が使われています。

豆腐では豆乳とおからの分離にも布が使われます。

更にジャガイモなどの裏ごしには目の細かい金属ザルなどを使います。

「ろ過」は装置

「ろ過」は本格的に漉す作業をするためにろ過装置を使用します。

例えば「ろ過装置のあるプールや浴槽ではカートリッジに通すことで垢や毛髪などを除去しています」「空気清浄機ではフィルターで、ごみ・花粉などを取ります」「水道水に付いている浄水器ではサビの除去をします」。

大がかりなものではごみ焼却場の排煙から有害物などを除去する装置や、工場排煙・排水、汚水処理場の砂など様々な方法で浄化をしているのです。

「ろ過」は「漉す」こと
「ろ過」は基本的に汚染された液体や気体などを浄化装置に通すことで、有害物などを除去、つまり「漉す」ことです。

フィルターやカートリッジの他、沈殿池の砂やバクテリアの働きも応用しているのです。

排気ガスの処理は集塵機や消石灰吹き込み式・苛性ソーダ吹き込み式・触媒方式・活性炭方式などがあります。

これらで硫黄酸化物・窒素酸化物・ダイオキシン・塩化水素などの有害物を除去しています。

「漉す」と「ろ過する」とは

「漉す」は実験装置から、家庭用浄水器・料理の食材下ごしらえ・熱帯魚の水槽などで幅広く行うものです。

「ろ過する」は工場の排水・排煙やごみ焼却場やプールなどにある浄化装置によりきれいな水や空気に戻して、自然界に放出することです。

「ろ過」の方法はいろいろで、ろ紙・あみ・ザル・フィルター・カートリッジ・触媒・活性炭などを使用して行います。

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