「怪奇」と「猟奇」の違い・意味と使い方・由来や例文

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怪奇は「世の中で起きるはずがないと思われるような、信じられないと感じる出来事のこと」。

常識で考えられないような、不思議な出来事を呼ぶことが多いです。

猟奇は「異常なことに関心を持って、それについて探し求めること」。

異常と扱われるようなことに興味を持つことから、猟奇と言われる状況自体も異常という評価ができるでしょう。

「怪奇」の意味

怪奇とは、世の中で起きるはずがないと思われるような、信じられないと感じる出来事のことです。

通常ではまず起きないような稀な出来事、常識では考えられないような不思議な出来事などに対して使われることが多いです。

怪奇という言葉が使われる場合には、そういった出来事が起きた原因がよく分からないケースが多いでしょう。

「猟奇」の意味

猟奇とは、異常なことに関心を持って、それについて探し求めることです。

異常なことというのは通常であればかなりネガティブな印象を想起させるものであり、そんなものに興味を持つはずがないという意味合いが込められています。

したがって、猟奇に関してはかなりのマイナスイメージが込められており、相当な否定の意味を込めて使われるのです。

「怪奇」と「猟奇」の用法や用例

「今回の殺人事件は不審な点があまりにも多すぎる。

こんなケースは初めて見た。

まさに怪奇としか言いようがない状況であり、これが解決するのは大変だろうな。」

「あの人は通常であれば多くが避けようとするものに関して興味を持っているみたいで、なんか気持ち悪いね。

猟奇的な側面を持っていると言えるだろうし、近寄り難い存在だよ。」

怪奇と猟奇はどちらもネガティブな意味合いの言葉

怪奇は常識では考えられない状況を示しており、猟奇は異常なものに興味を持つ近寄り難い存在を示しています。

だから、これらの言葉は基本的にネガティブな意味で使用されることが多いと言えるのです。

ただ、そこまで日常生活で頻繁に使用する言葉ではないため、こういったものを見聞きするケースはそこまで多くないと言えるはずです。

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