ごった返すは「酷く混雑すること」。
人が多く集まり、身動きがとりづらいような状況において使います。
混雑と同じような意味と評価できるでしょう。
ひしめき合うは「多くの人たちが1か所に集まり、押し合うような状況になること」。
こちらも混雑とほぼ同じような意味の言葉と言えます。
したがって、ごった返すとほぼ同じ意味と評価できるでしょう。
「ごった返す」の意味
ごった返すとは、酷く混雑することです。
人が多く集まることにより、身動きがとりづらい状況を迎えたときに使っていく言葉と言えるでしょう。
混雑という言葉の方がメジャーなので、ごった返すという表現を使うことは稀ですけど、混雑の程度があまりに酷い場合には、ごった返すという言い方をする場合があるので、覚えておきましょう。
「ひしめき合う」の意味
ひしめき合うとは、多くの人たちが1か所に集まり、押し合うような状況になることです。
したがって、混雑しているうえに人が押し合う状況となるため、非常に危険とも言えます。
しかし、そういった状況になることは現実ではかなり少ないので、日常生活においてひしめき合うという言葉を使用するシーンはそこまで多くありません。
「ごった返す」と「ひしめき合う」の用法や用例
「今日のイベントは人が大量に押し寄せてきて、かなりごった返した状態になっていたな。
ここまでの状況になるならば、入場規制でもすればよかったのではないかな。」
「この路線は通勤ラッシュ時には常に酷い満員電車となり、車内はひしめき合う状況になりがちだ。
身動きがとれないどころか、押し合う状況になるから、非常に危険だと思うんだよね。」
ごった返すとひしめき合うはともに混雑の意味
ごった返すとひしめき合うはともに混雑している状況を表しています。
ただ、その程度が著しい状況で使うので、実際に使用できるシーンはそれほど多くありません。
また、ごった返すとひしめき合うの違いに関しては、非常に微妙であり、区別をすることは難しいと言えるでしょう。
かなり似た意味の言葉になっている状況と評価できます。