菊は「秋に咲く様々の種類を持つ代表的な花のこと。」
「代表的秋花」と言い換えると分かりやすい。
菊花石は「石の表面に菊の花模様が浮き出ているもののこと」。
「菊状石模様」と言い換えると分かりやすい。
これは鉱石と植物の組み合わせ名の例です。
この石は大変に珍重され価値もあるものです。
菊と菊模様が似ていることから付けられました。
「菊」は秋の代表格
「菊」は秋の花の代表格です。
大輪のものから小菊まで様々な種類が咲き誇ります。
菊人形も作られますし展示会や品評会も盛んに行われます。
また、葬式には白菊が欠かせないものになるのです。
花の色は黄色を基準として白・赤・紫など色々です。
菊は天皇家の紋章でもあり古くから芸術や文化と深く関わってきた花になります。
「菊花石」は谷や河原などで発見される珍しい石のこと
「菊花石」になる石は火山岩の一種の玄武岩や凝灰岩です。
やや暗い緑色の石の表面に白・青・紫・黄などの放射状模様が浮き出ているもので、あたかも菊の花模様にそっくりなために「菊花石」と言います。
観賞用の石として珍重されるもので、大きい石は1メートルもあります。
何等かの原因で別の鉱石が入りこんだ結果と言われています。
「菊」と「菊花石」の模様とは偶然の一致
「菊花石」の模様はたまたま菊の花に似ていたことで偶然の一致の様な事です。
岩石にひびが入り他の鉱石がしみ込むことは普通に見られる現象ですが、ひびなどが放射状に入ることは稀なのでしょう。
そのようになる原因はいくつか考えられますが、主には角閃石の結晶が放射状に成長したものなどがあります。
偶然に出来たものなので希少価値があり、観賞にも耐えるものになっているのです。
「菊」と「菊花石」
「菊」は秋の代表格の花で古くから文化・芸術に関係して来ました。
大輪から小菊に至る品種は多種多様なものがあり、品評会や観賞会が多く開かれます。
「菊花石」はそのような菊の花模様が玄武岩や凝灰岩の表面に放射状に浮き出たものです。
偶然の産物なので観賞用として大変に珍重され、中には大きなものや高額なものもあります。