「別個」と「別々」の違い・意味と使い方・由来や例文

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別個は「他とは切り離されたもののこと、別のもののこと」。

独立して存在するようなものに対して使います。

他とは違うという意味合いが非常に強い言葉であると言えるでしょう。

別々は「ばらばらであること、それぞれが分かれていること」。

2つのものが切り離された状態、それぞれが独立している状態を指しています。

つまり、別々は2つのものを対象にするときに使うのです。

「別個」の意味

別個とは、他とは切り離されたもののこと、別のもののことです。

特定の対象に関して、他とは違っているという状況を表した言葉と言えます。

したがって、独特の特徴を持った何かという言い方が可能でしょう。

比較対象が必要なので、多くの場面で使うことができるとは言えませんが、たびたび使う可能性があるので、頭に入れておくと良いです。

「別々」の意味

別々とは、ばらばらであること、それぞれが分かれていることです。

別々に関しては、2つのものを同時に対象にしていきます。

それぞれが異なっているという意味合いになるのです。

だから、2つのものをセットにして、主語にするような感じでしょう。

その点において、別個とは意味が違っており、区別することができると言えます。

「別個」と「別々」の用法や用例

「ここにある石はどれも同じような色をしている。

しかし、1つだけ明らかに違う色をしているものがある。

これは他のものと比べて、明らかに別個と感じられるね。」

「結果的に人を殺した状態になったとしても、故意と事故では別々の扱いになるだろう。

悪質性という部分において、両者は区別されることになるんだ。

それが一般的な見方だな。」

別個と別々は対象とするものが違う

別個と別々に関してはかなり似た意味を持つ言葉ですけど、対象とするものがそれぞれ異なっています。

別個に関しては1つのものを対象にして、それが他とは異なっているという状況を表しますが、別々は2つのものを対象にして、それぞれがお互いに異なっているという状況を表すのです。

そこで区別をすることができると言えます。

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