「強固」と「堅牢」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

強固は「強く固い状態のこと」。

「頑強」と言い換えると分かりやすい。

堅牢は「建物がしっかりした状態のこと」。

「頑丈」と言うと分かりやすい。

これらの言葉はしっかりした・強いという意味で使われ、類語も多いものです。

「頑強」「頑丈」「鞏固」「屈強」などがあります。

何がどのように強いのか場合により使い訳をします。

「強固」は固く強い状態のこと

「強固」は意志や建物などが強いことを言います。
例えば「開拓者の強固な意志は荒野を畑に開墾した」「彼の強固な考えは変わらないだろう」「耐震対策の結果、学校はさらに強固な建物になった」「あの建物は強固に出来ているので非難には良い」「彼は軟弱な体でも強固な精神の持ち主だ」などと使います。

「強ため「強い」と言う意味を強めるために使います。

「堅牢」は物が固くしっかりとしていて壊れにくい状態のこと

「堅牢」の「牢」は「囚人を閉じ込めておく頑丈な建物」のことですから、「堅牢」は頑丈な建物、壊れない建物になります。
例えば「コノマンションは堅牢そのものの作りになっています」ここは堅牢な岩に囲まれた天然だ」「堅牢地神は大地を支える神のことです」「これ以上堅牢な建物はそんなにはない」「堅牢無比」などと使います。

「強固」「堅牢」は同じ意味を持ちます。

「強固」な造り、「堅牢」な造りは同じです。

「強固」「堅牢」は自然物でも人工物でも同じように言います。

「強固な岩石・堅牢な岩石」「強固な建物・堅牢な建物」と言うことですが、人の気持ち・精神には「強固」を使い「堅牢」は使いません「強固」と同義には「強力」が、「堅牢」と同義の言葉は「頑強」「頑丈」などがあります。

「強固」「堅牢」

「強固」は精神的なことを言う場合に良く使われます。

「堅牢」は建物が頑丈と言う意味で使われます。

「強固な意志」はあっても「堅牢な意志」はあまり聞きません。

「強固な建物」は「堅牢な建物」と同じです。

「鞏固」「頑丈」「頑強」「屈強」などの同義語は対象が少し異なりますので、ケースバイケースで使い分けをします。

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