過労は「働きすぎること」。
シンプルに働きすぎと評価できるケースで使います。
働き過ぎた結果、何らかの身体の異常をきたして死亡したケースでは過労死という言葉が使われ、こちらも有名です。
徒労は「多大な努力をしてきたのに、それが無駄に終わること」。
たくさん働いた結果、そういったことが起きることがあるので、過労と同じような意味を含んでいます。
「過労」の意味
過労とは、働きすぎることです。
一般的に見て働きすぎだろうと思われるケースで使いますが、明確な基準はありませんから、かなり主観的な表現と言えるでしょう。
そして、働きすぎがきっかけで、何らかの病気を発症し、その結果死に至ったときには過労死という言い方をしますが、この表現に関してもよく耳にするため、覚えておいた方が良いと言えます。
「徒労」の意味
徒労とは、多大な努力をしてきたのに、それが無駄に終わることです。
たくさん働いたのに、それが無駄になるというケースでも使えます。
したがって、たくさん働くという意味では、過労に近い意味を持った言葉と言えるでしょう。
徒労に該当するケースは日常生活の中でそれなりに存在していると言え、割と使用する可能性があります。
「過労」と「徒労」の用法や用例
「過労は最悪死を招くこともあるし、体調を崩すこともある。
したがって、甘く見てはいけないんだ。
油断すると、すぐに問題が発生する可能性があるから、自分の身体には気を遣っていこ。」
「この前、朝から晩まで必死に働いて書類をまとめたのに、それがどこかに行ってしまったんだ。
完全に徒労と言える状況になってしまい、かなりショックだったよ。」
過労と徒労はたくさん働くという意味では共通している
過労と徒労に関しては、意味は異なっていると評価できますが、どちらもたくさん働くという意味が存在している場合があり、その点では似ています。
したがって、言葉も似ていますけど、使い方も同じような面を持っているのです。
過労と徒労に関しては、日常生活の中でそこそこ使う機会がありますから、覚えておいた方が良いでしょう。