「騒乱」と「争乱」の違い・意味と使い方・由来や例文

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騒乱は「世の中が騒ぎになって、秩序が乱れている状況のこと」。

何らかの騒ぎが発生し、それによって通常存在していた秩序が消えてなくなっている状況、混乱している状況を騒乱と言います。

争乱は「何らかの力を求めて発生する戦いのこと」。

権力などを求めて双方が争うような状況を指しています。

割といろいろなところで起きることですが、特に規模が大きいものを指すことが多いです。

「騒乱」の意味

騒乱とは、世の中が騒ぎになって、秩序が乱れている状況のことです。

何らかの騒ぎが原因で、以前まで存在していた秩序がほぼない、国中が混乱しているケースで使う言葉です。

騒乱が発生しているときには世の中それ自体が冷静さを失っているケースが多く、パニックに近いような雰囲気に感じられる可能性が高いと言えるでしょう。

「争乱」の意味

争乱とは、何らかの力を求めて発生する戦いのことです。

権力などを求めて複数人、または団体などが争う状況を指しています。

こういった状況はいろいろなケースで見られるものですけど、その中でも特に規模が大きいものを争乱と表現することが多いです。

したがって、争乱と言えるためには、戦いそれ自体が影響力の大きいものである必要があります。

「騒乱」と「争乱」の用法や用例

「かつて日本も国内が騒乱になったことがあった。

そのときには秩序がなくなったような状況となり、世間が混乱して、収拾がつかなくなったんじゃないかと思われる。」

「権力は人を惑わす存在だ。

そして、いつの時代もそういった力を欲する人は多い。

その結果、どうしても争乱が起きるんだ。

そういう歴史を人類は繰り返してきたと言える。」

騒乱と争乱はどちらも混乱が起きている状況

騒乱も争乱もそれぞれ混乱が起きている状況と評価できます。

したがって、日常とは全く異なる状況が展開していると言えるのです。

騒乱、または争乱が起きている状況というのは、誰しもが少なからず悪影響を受ける可能性があり、基本的には平穏な日常生活を送ることが困難と言えるはずです。

滅多に起きることではないと評価できますが。

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