「経過」と「成り行き」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

経過は「時間が進み過ぎ去ること。」

「経時変化」と言い換えると分かりやすい。

成り行きは「物事のいきさつのこと」。

「経緯」と言い換えると分かりやすい。

「経過報告」「経過観察」など経過は成り行きという意味でも使われる言葉です。

単に時間が過ぎ去る意味もありますが、何がどのように過ぎ去ったのも意味するのです。

「経過」は時間が過ぎること
「経過」は経時変化ということで、時間とともに変化していく様子の事を言います。

例えば「病状は落ち着いた様子ですが、しばらく経過をみて見ましょう」「経過報告を忘れずにしなさい」「この件の経緯が良く分からないので、今までの経過を説明してくれ」「今までが悪い経過だったので、これからはもっと頑張ってください」などと使います。

「成り行き」は経緯のこと
「成り行き」はことの経緯のことで、今までどのようなことなのかということです。

たとえば「ようやくことのが分かった」「ほったらかして成り行き任せにしないでください」「どういう成り行きでこのような事態になったのか、説明しなさい」「どうも成り行きがおかしい」「そういう成り行きなら仕方がないな」などと使います。

「経過」は様子を、「成り行き」はことの経緯を言う

「経過」と「成り行き」は似たような言葉で、いままでどのようなことだったのか、これからどのようになるのかなどを表す言葉です。

今までの「経緯」という意味と、これからの「様子」という意味がそれぞれの言葉にはありますので、過去のことと将来のことも表す言葉になります。

例えば「今までの経過報告をしなさい」「そういう成り行きならしかたがないな」、「経過を見ましょう」「明日、どのような成り行きになるのか心配だ」と使います。

「経過」と「成り行き」

「経過」は経時変化のことで、「成り行き」は経緯のことです。

「経過」は過去の事情・様子、これからの様子などを言い、「成り行き」は過去の経緯や将来の方向などを言います。

例えば過去の場合「今までの経過を知りたい」「ことの成り行きが分からない」と言い、将来は「しばらく経過をこれからの成り行き次第」と使います。

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