「酸性」と「アルカリ性」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

酸性は「水中に水素イオンが多く含まれていること」。

「低ペーハー」と言い換えると分かりやすい。

アルカリ性は「水中に水酸化物イオンが多く含まれていること」。

「高ペーハー」と言うと分かりやすい。

ペーハーは0~14まであり、数値が少ないほど酸性度が強く、多いほどアルカリ度が強くなります。

中性はペーハー7になります。

「酸性」は酸っぱい

「酸性」は「弱酸性」ならば飲料水として利用出来、酸っぱい程度でしたら食用酢となり、胃液のように強酸になると食べ物を消化します。
もっと強い酸性は鉄をも溶かす性質があり劇薬となります。

ペーハー4程度はワイン・醤油などがあり、レモン・食酢はペーハー2程度 、ソース・ビールはペーハー4程度になります。

ちなみにアルカリ飲料は酸性で、体でアルカリ性になります。

「アルカリ性」は苦く、触感はヌルヌル

「アルカリ性」はペーハー8以上のもので、苦い重曹や灰汁があります。
重曹はアルカリ度8.3 、灰汁は13です。

他のアルカリ性の代表例は海水、アンモニア・石鹸水・石灰水が挙げられます。

強アルカリ性の液体は服につくと溶けるほどの危険性を持っています。

ヌルヌルの洗剤は中性や弱アルカリ性のものが多いですが洗浄力が強い洗剤はアルカリ度が高くなります。

「酸性」と「アルカリ性」との中間は「中性」と呼ばれます。

「中性」はペーハー7のことで、6以下の酸性でも8以上のアルカリ性でもありません。

ちなみに砂糖水や塩水は中性を示します。

洗剤は中性が多く、理由はアルカリ性にすると汚れは落ちやすいのですが、皮膚がアルカリ性で荒れるために中性にして界面活性剤を入れているのです。

ですから食器洗い機の専用洗剤は「弱アルカリ性」が使えます。

「酸性」と「アルカリ性」の違い

「酸性」はペーハー6以下の水溶液のことです。

ワイン・醤油・ビール・食酢などがあります。

酸性度が強くなると、塩酸・硫酸などの劇薬となりものを溶かすことも出来るのです。

「酸性」は味が酸っぱいことが特徴です。

なお、「酸性」度とはペーハーで示され、ペーハーは水中に水素イオンがどれくらい含まれるかの度合いのことで、多ければ酸性度が強いとなります。

「アルカリ性」は酸性の反対で水酸化物イオンが多い水溶液になります。

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