紀行は「旅行中の感想や体験などをつづった文章のこと」。
旅行に出かけた際に作るものなので、日常生活の中では紀行を作ることは基本的にできないと言えます。
旅行記は「旅行に行った際の感想や記録などをまとめること」。
全体的には紀行と変わりませんが、旅行記の場合には必ずしも文章だけとは限らない点が特徴と言えます。
「紀行」の意味
紀行とは、旅行中の感想や体験などをつづった文章のことです。
旅行をしたことについて自分が感じたことなどを文章で記していくものが紀行であり、文章でのみ表現していくという点はポイントになります。
作文のようなものをイメージすると分かりやすいですが、旅行をテーマにして書いたものと考えれば理解しやすいと言えるでしょう。
「旅行記」の意味
旅行記とは、旅行に行った際の感想や記録などをまとめることです。
紀行とかなり意味は似ていますけど、文章だけに限らないのが旅行記です。
いろいろなものを使うことができます。
例えば、写真や映像などを使ってまとめることもできるでしょう。
したがって、バリエーションはいろいろなものが考えられるので、そこが特徴的な言葉です。
「紀行」と「旅行記」の用法や用例
「旅行に行ったついでに紀行を作るのが最近の趣味だ。
紀行としてまとめることで、自分の旅行を振り返ることが非常に楽しく感じられてきたんだよね。」
「ブログなどで旅行記をアップしているケースがあるけど、他人のものであっても非常に楽しく見ることができるよ。
写真なども含まれているから、頭の中でイメージしやすいし。」
紀行と旅行記は手段の違いが大きい
紀行と旅行記は何が違うのかと言えば、その手段になります。
どちらも旅行における記録と言えるようなものですが、紀行は主に文章のみで作り、旅行記は文章以外のものも含めて作っていきます。
したがって、目的は同じだとしてもその手段に違いがあるので、そこで見分けることができるのです。
区別をすることはそこまで難しくないはずです。