「選別」と「区別」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

選別は「多くのものを必要に応じて大別すること」。

「大別化」と言い換えると分かりやすい。

区別は「あるものとあるものを異なるものとして分けること」。

「差別化」と言い換えると分かりやすい。

選別は選ぶことを意味し、区別は差や違いを付けることを意味します。

どちらもあるものから別のものとして分けることになります。

「選別」は「選び分けること」

「選別」多くの集団から何かの条件のもとで選び出すことです。
例えば「プラごみの中から、ペットボトルを選別する」「ある大きさに選別された砂利は敷物として利用される」「金属類は磁石により選別される」「焼酎はアルコールを蒸留することで選別される」「赤い色が濃いイチゴのみ選別された」「とりあえず必要なものを選別した」などと使います。

「区別」は違いがある者同士を分けること

「区別」は違いを見つけて、同じものを分けることです。
例えば「赤いイチゴとまだ白いイチゴとは区別されなければならない」「ハッキリ区別がつくように印をつけてください」「優秀な生徒が一般の生徒と区別され特別学級を編成した」「良いものと駄目なものとを区別しましょう」「この商品は大きさ別に区別してあります」などと使います。

「選別」したものを更に大きさの違いで「区別」する。

イチゴ畑から熟したものを「選別」し収穫されたイチゴは、更に色や大きさにより「区別」がなされ、箱に整然と並べられました。

こうすることで、ひと箱当たりの値段が異なってくるのです。

赤くて大きいイチゴの箱は、当然高価になり赤いが小粒のイチゴは値段が下がるのです。

「選別」は選ぶことで「区別」は差別化をすることです。

「選別」はより分けることで、「区別」は差別化すること
「選別」は選び分けることで「区別」は違いを付けることです。

「選別」は集団を一定個の条件で分けることで、「区別」は選別されたものを更に差別化することです。

「区別」も「選別」と言えますが、選別は大雑把なイメージがあり、区別は細かい分け方に感じます。

「選別された焼酎はさらに銘柄別に区別がなされた」「磁石で選別された金属は大きいものと小さいものとに区別が行われた」と使います。

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