超越は「普通をはるかに超えている状況のこと」。
普通と言える程度を明らかに超えている、逸脱しているようなケースで使う言葉と言えるでしょう。
超過は「数量や時間などが一定の範囲を超えること」。
一定の範囲を逸脱してしまう際に使うのですが、普通ではないという意味が込められているため、超越と意味は似ていると評価できます。
「超越」の意味
超越とは、普通をはるかに超えている状況のことです。
何らかのものが普通と言える範囲を超えているときに超越という言葉を使います。
分かりやすく言えば、普通ではないということです。
超越に関してはいい意味で使用されることが多いです。
能力面などにおいて、普通を明らかに超えている状況が確認されたときに使う傾向にあります。
「超過」の意味
超過とは、数量や時間が一定の範囲を超えることです。
一定の範囲に関しては、その都度違っていますけど、その範囲を超えてしまったときに超過という言葉を使います。
ただ、超過に関しては、どちらかと言うと悪い意味で使われることが多いです。
超えてはいけない範囲を超えてしまったようなシーンで使うと言えるでしょうから。
「超越」と「超過」の用法や用例
「あの人は本当に仕事をテキパキとこなすよな。
常人を超越した存在に見えてくるよ。
俺もああいう人間になれたらいいのになと思うんだよね。」
「この前の事故の原因は速度超過みたいだ。
本来出してはいけない速度を出していたために衝突したらしい。
したがって、車を運転する際には速度に関しては常に気を配っていかないといけないね。」
超越と超過は評価の部分で違いがある
超越と超過は何かを超えることという意味では共通しています。
ただ、超越は普通の範囲を超えることであり、超過は一定の範囲を超えることと言えます。
また、超越はいい意味で使われやすいですけど、超過に関しては悪い意味で使われることが多いです。
こういったところは両者の違いとして大きいので、両者を区別するポイントとして覚えておきましょう。