「綿密」と「精密」と「緻密・ちみつ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「綿密」は、詳しく細かいことです。

手抜かりのないことです。

英語では以下のように表します。

「綿密な」は「minute」「minutely」で表されます。

「正確な」という意味の場合「exact」「exactly」です。

「周到な」という意味の場合「careful」「carefully」です。

「細心の」という意味の場合「scrupulous」「scrupulously」です。

「精密」は、細部まで巧妙に作られていることです。

また、細部にまで注意が行き届いていることです。

英語では「minuteness」「precision」「accuracy」で表されます。

「minute」は、細かいことです。

「precise」は、細かいところまで正確であることです。

「accurate」は、決まった水準や基本となるモデルに忠実であることです。

「緻密・ちみつ」は、きめ細かいことです。

念入りで落ち度がないことです。

英語では以下のように表します。

「きめが細かいこと」という意味の場合「close」です。

「精密で正確なこと」という意味の場合「accurate」「precise」「minute」「carefully」などです。

「綿密」の意味

「綿密」は、詳しく細かいことです。

手抜かりのないことです。

「緻密」なことです。

注意が良く行き届いていることです。

以下のように使います。

綿密な調査 綿密な計画
綿密に調べる

<綿密の関連語>
「密」は、細かいところまで行き届いていることです。

「連絡を密にとる」のように使います。

「細密」「詳密」は、詳しく細かいことです。

日常的にはあまり使われません。

「細密な描写」「詳密な点検」のように使われます。

「精密」の意味

「精密」は、細部まで巧妙に作られていることです。

詳しく細かいことです。

また、細部にまで注意が行き届いていることです。

以下のように使います。

精密な調査 精密に測定する
精密に調べる 精密科学 精密機械
精密検診

<精密科学>
英語では「the exact sciences」です。

数学・物理学・化学などのように、量的関係を厳密に測定し、法則化することによって得られる認識から成り立つ科学の総称です。

精密工学を含む場合があります。

「緻密・ちみつ」の意味

「緻密・ちみつ」は、きめ細かいことです。

または、念入りで落ち度がないことです。

細かい点まで注意が行き届いていることです。

以下のように表します。

緻密な調査 緻密な細工
緻密な頭脳 緻密な計画

<緻の漢字>
字義は「こまかい」「詳しい」です。

解字では、「糸+致」で構成されます。

「致」の部分は、「極めつくす」を表します。

「糸」を付して、「糸の目が極めて細かい」を意味します。

「綿密」は 詳しく細かいこと、また、手抜かりのないこと
「精密」は 細部まで巧妙に作られていること、また、細部にまで注意が行き届いていることです。

「緻密・ちみつ」 はきめ細かいこと、また、念入りで落ち度がないことです。

「綿密」「厳密」「精密」「緻密・ちみつ」は、類語です。

「密」「細密」「詳密・しょうみつ」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「注意が行き届き、詳しく細かいさま。

また、細部まで正確なさま」です。

「綿密」は、人間の行為やその結果についていいます。

「厳密」は、注意が行き届いてすきのないさまをいいます。

「精密機械」や「精密検診」のように、機械の構造や運用についてはもっぱら「精密」が使われます。

「緻密・ちみつ」は、「緻密な布目」のように、きめの細かいさまをいうこともあります。

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