植民は「統治下にある土地に移住すること」。
「統治移住」と言い換えると分かりやすい。
移民は「他国に移住すること」。
「他国移住」と言い換えると分かりやすい。
植民は植民地として統治している場所に自国民を移住させて生活させることで、移民は他国の統治にある場所に移住して生活することです。
どちらも国の施策として行われました。
「植民」は自国民が植民地に移住すること
「植民」は自国民が統治下にある他国に移住して生活をすることです。
統治下にあるとはいわゆる植民地と言うことです。
植民地は戦争など武力により、他国を統治するもので過去にヨーロッパ列強や日本などが行ってきたことです。
現地に入った人々は開墾や農業で生計を立てることが多かったのです。
また、植民地は搾取の対象となりました。
「移民」は他国に自国を移住させること
「移民」は国策により行われて来ました。
明治時代に始まったハワイ移住、南米のアルゼンチン・ボリビア・ペルー・ブラジル・パラグアイ移住、メキシコ・満州国への移住、ドミニカ・オーストラリアなどの多くの実績を持っています。
しかし、現在は移住政策自体が廃止になっています。
国の奨励に反して現地での生活は苦しいものでした。
「植民」は植民地に「移民」は他国に行きました。
日本の「植民地」移住は行われず、戦争で奪った領土に自国民を住まわせる政策はイスラエルやロシアなどで行われました。
パレスチナ・ガザ地区は一時イスラエル人の入植が行われました。
ロシアは北方領土にロシア人を移住させましたが、クリミア併合ではロシア人は既に住んでいたのです。
日本では「移民」は国策で行われ、多くの日本人が世界中に移住しました。
「植民」は植民領土化のために、「移民」は人口削減のために行われました。
「植民」は植民地に自国民を住まわせること、「移民」は他国に自発的に自国民が移住することです。
日本では増加し続ける人口を減らす目的で国策として「移民」を奨励してきました、明治以来、ハワイ・南米・北米・満州など多くの国にかなりの人数が移住をしたのです。
逆に日本統治の影響で朝鮮からは、在日韓国・朝鮮人が増加をしました。