視界は「目で確認することができる範囲のこと」。
視界に関しては、天候などのいろいろな状況でその範囲が変化することになります。
視野は「目で確認することができる範囲のこと」。
一見すると視界と同じ意味に思えるかもしれませんが、視野に関しては外的な要因は関係なく、その人個人の持っている目で確認できる範囲の能力に関して言及される言葉です。
「視界」の意味
視界とは、目で確認することができる範囲のことです。
視界に関してはその人が持っている目で確認することができる範囲に関する能力に加えて、その当時の天候などの外的要因によって決まります。
つまり、より広い範囲を確認できる目を持っていたとしても、天候が荒れていれば、視界は非常に狭くなってしまうと言え、複数の要素が関係してくるのです。
「視野」の意味
視野とは、目で確認することができる範囲のことです。
視界と同じ意味に聞こえますけど、正確に言えば違います。
視野に関しては、その人が持っている目で確認できる範囲に関しての能力のみを指しており、外的な要因は考慮されません。
つまり、天候が悪化していたりするシーンでは測れない部分と言えます。
視野はその人自身の能力のみで決まるのです。
「視界」と「視野」の用法や用例
「今日は天候が荒れているな。
大雨がずっと降っているから視界が非常に悪いよ。
車を運転するときには本当に気を付けていかないといけないだろうな。」
「僕の視野は他人よりもかなり優れているらしい。
以前自分の視野について測ったことがあるのだが、そのときに判明したんだ。
でも、人よりも視野が優れていることで得したことは特にないんだけどね。」
視界と視野は微妙に意味が違う
視界と視野に関しては同じような意味だと思っている人がいるかもしれませんけど、ちょっと違います。
視界は本人の目で確認できる範囲に関する能力の他に外的要因も含めて決まりますが、視野は本人の目で確認できる範囲に関する能力のみで決まります。
そういった部分で違いがあるので、言葉としての意味は微妙に異なっているのです。