「インド」と「インドシナ」と「インドネシア」の違い・意味と使い方・由来や例文

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インドは「インダス文明の地でインド亜大陸に発展した国のこと」。

「インダス文明」と言い換えると分かりやすい。

インドシナは「ベトナム・ラオス・カンボジアのこと」。

「インドシナ半島」と言い換えると分かりやすい。

インドネシアは「歴史的にインドの影響を受けた島国のこと」。

「赤道島国」と言い換えると分かりやすい。

なぜインドと言う名前が残っているのか興味深いものがあります。

「インド」は世界第二位の人口を持つ大国

「インド」はインド亜大陸にある世界第二位の人口を持つ国です。
2019年推定13億5千万人と言われます。

大半はインド・ヨーロッパ語族で、南にドラヴィダ語族、西にオーストロアジア語族、北にシナ・チベット語族と4つに分れています。

言語はヒンズー語が公用語で、首都はデリー、最大都市はムンバイですインダス文明の発祥地でもあり、長い王朝時代を経てムガール帝国となり、諸国の植民地とイギリスの支配下に置かれましたが、パキスタン分離独立の後、ガンジーの努力により独立を果たしました。

「インドシナ」は半島の名前にもなっています。

「インドシナ」と言う名前は「インドシナ半島」「仏領インドシナ」などに使われていました。

べトナム・ラオス・カンボジアの3国がフランスに支配された歴史があり「仏領インドシナ」と呼ばれていました。

「インドシナ」と言う名前は<
インドと中国(シナ)に挟まれた地域であるためにフランスにそのように呼ばれたのです。

「インドネシア」は島国

「インドネシア」は赤道付近に点在する島国ですが、人口は日本の倍あり2018年で2億4000万人といわれています。
国名の由来はオランダ領東インドであった1920年代のもので、「インド」と「ネシア=諸島」の合成語です。

歴史的にもインドの影響を受け、王朝時代からオランダ領になり、日本の支配も受け戦後スカルノにより独立をしたのです。

インドが名前に付く国や地域

「インド」は別として、「インドシナ」「インドネシア」は強くインドが影響していました。

「インドシナ」はフランス領の時代にインドと中国に挟まれていることから名づけられたのです。

「インドネシア」はオランダ領東インドから名づけられたものです。

ともに植民地時代の名残と言えるものです。

「インドシナ」は今では「インドシナ半島」で名前が残っていますが、範囲はかつての「インドシナ」だけではなくミヤンマー・タイ・シンガポールも含む地域となっています。

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