「打ち身」と「ねんざ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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打ち身は「体に衝撃を受けて皮膚や筋肉が損傷すること」。

「打撲症」と言い換えると分かりやすい。

ねんざは「体に衝撃を受けて靭帯が損傷すること」。

「靭帯損傷」と言い換えると分かりやすい。

「打ち身」と「ねんざ」は事故や過激な運動などにより、身体に衝撃を受け皮膚や筋肉・靭帯などを傷付けてしまう症状のことを言います。

「打ち身」は打撲症のこと

交通事故などで全身打撲と言う言葉をよく聞きますが、「打ち身」は「打撲傷」のことです。
強い刺激により、皮膚や皮下組織・毛細血管・筋肉などに損傷を受けてしまうもので、皮膚が裂けることや明らかな出血を伴わないため、軽いものは赤く腫れる程度で済みます。

重いものは皮膚や皮下組織が痛み、毛細血管から出血を起こすため、かなり赤く見えます。

当然筋肉や骨も傷むため軽く見ない方がよいのです。

「ねんざ」は靭帯が伸びて傷むもの

「ねんざ」は体の関節部分に衝撃を受けて靭帯が伸びてしまう症状でかなりの痛みを伴います。
また、軟骨組織も損傷することもあります。

「靭帯」は関節にあり骨と骨を繋いでいるのですが、同時に可動域を制限しているものでもあり、その可動域を超える力が加われば、当然伸びてしまい激痛の原因になります。

基本的には動かさないことを心掛け、シップや塗り薬などで直します。

「打ち身」と「ねんざ」は骨折していることもある。

「打ち身」や「ねんざ」を起こすとまさか骨折はしていないと考え勝ちですが、レントゲン検査で骨の異常が見つかることは良くあります。

特に見落としてしまうのは指に捻挫をした時で、どうしても軽く考えてしまいます。

足の小指の捻挫は不注意でよく起きますが、診察を受ける際必ずレントゲン撮影があり、結果として骨折が見つかることがあるのです。

「打ち身」と「ねんざ」の違い

打ち身」は打撲傷のことです。

打撲を受けた皮膚や皮下毛細血管・筋肉などに損傷を受けのます。

皮膚が破れ、血が出てしまうと「擦過傷・裂傷」等となりますが、表面には明らかな血が出ません。

皮膚全体が赤く変色し、治ってくると黄色になり元の皮膚に戻ります。

「ねんざ」は靭帯が伸びて傷むものです。

「打ち身・ねんざ」も軽く見てしまうと骨折を見逃すことがあります。

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