悪化は「特定のモノや状況が悪くなること」。
いろいろなものに対して使うことができますけど、とにかく以前と比べて悪くなったときに使用する特徴があります。
劣化は「特定のモノの性能などが悪くなること」。
悪くなるという意味では、悪化に似ていますが、あくまでも性能などに限られるため、そういったもの以外では使うことができません。
「悪化」の意味
悪化とは、特定のモノや状況が悪くなることです。
以前と比べて悪くなったと感じたときに使う言葉と言えます。
いろいろなシーンで使用できる言葉なので、日常生活の中で使用機会は多くあり、見聞きするケースもかなり多いのではないでしょうか？悪化に関しては、逆の意味である良化とともに覚えておきたい言葉と言えるでしょう。
「劣化」の意味
劣化とは、特定のモノの性能などが悪くなることを意味します。
以前と比べて劣った状態になっているときに劣化という言葉を使用するのです。
だから、使用できるシーンは割と限られます。
劣化と悪化に関しては状況そのものはあまり差はありません。
したがって、かなり混同しやすい言葉と言え、使うシーンを適切に見極める必要があります。
「悪化」と「劣化」の用法や用例
「模試の成績が以前よりも下がっている。
明らかに学力が悪化している。
ちゃんと勉強をしているのにこうなっているということは、やり方が間違っているのだろうか。」
「包丁の切れ味が劣化してきたと感じるな。
久しぶりに研がないとダメかな。
かなり面倒なんだよな。
ずっと同じ切れ味を維持し続けられる包丁が欲しいものだよ。」
悪化と劣化は区別が難しい
悪化と劣化は以前と比べて悪い状況になることであり、その点に関しては意味は同じです。
ただ、悪化は日常生活のいろいろなケースで使えるのに対して、劣化はモノの性能に対して主に使用するため、そこで違いがあります。
だから、それぞれの言葉に関しては適切な意味で使用する必要があるので、そこはちゃんと頭に入れておきましょう。