路上生活は「特定の住居を持たない状況のこと」。
自分が定住する家がない状況であり、別の言い方をすればホームレスとなります。
住所不定は「自分の住所が定まっていない状況のこと」。
住む家が固定されていない状況と言え、この住所不定には路上生活のケースを含みます。
しかし、住む場所をころころと変えるケースも含まれるのです。
「路上生活」の意味
路上生活とは、特定の住居を持たない状況のことです。
住む家がなく、路上で主に生活をしている人のことを指しています。
したがって、ホームレスとほぼ同じ意味の言葉と評価できます。
路上生活の場合には、住所がない状況なので、仕事を得るのが難しく、この状況から脱出することも厳しいと言えます。
収入を得るのが大変であり、生活も成り立ちづらいです。
「住所不定」の意味
住所不定とは、自分の住む家が定まっていない状況のことです。
ホームレスのように住む家がない状況も含みますけど、住む家をころころと変えていて、住所が定まっていない状況も含みます。
例えば、ホテル暮らしをしているケースでは、住む場所はあっても、その都度ホテルを変えるような状況となり、頻繁に住所が変わるので、住所不定と言われやすいです。
「路上生活」と「住所不定」の用法や用例
「路上生活をしている人にとって、冬は特に過酷だろうな。
場所によっては凍死の危険性もあるから、安心して寝ることができない。
本当に死と隣り合わせの毎日なんだろう。」
「住所不定だとどうしても怪しい感じで見られるよね。
実際はホームレスとは限らないわけだが、住所不定というとホームレスを思い浮かべる人が世の中には多いのだろう。」
路上生活と住所不定は同じ意味として捉えられがち
路上生活と住所不定に関しては、厳密に言えば意味は違います。
ただ、住所不定は路上生活のケースを含むので、多くの人のイメージでは路上生活と住所不定は同じ意味になっており、区別はほぼされていない状況です。
だから、日常生活においてはこれらは同じ意味の言葉と理解しておく方が良いと言え、そこに関しても知っておくと良いでしょう。