籠城は「敵に囲まれてしまったため、仕方なく要塞などに閉じこもること」。
周囲に敵がいるため、そこから逃げることができずに籠城という作戦をとるのです。
立てこもりは「外から簡単に入り込むことができない場所に閉じこもること」。
意味としては籠城に似ていますけど、人質をとることもあるので、そこが特徴と言えるでしょう。
「籠城」の意味
籠城とは、敵に囲まれてしまったため、仕方なく要塞などに閉じこもることです。
周囲に逃げ場がないため、そういう作戦をとるしかない状況と言えます。
基本的には単独で閉じこもることが多いです。
ただ、敵の有無に関係なく、単に家の中に閉じこもることに対しても籠城という言葉を使うことがあるので、いろいろなシーンで使用できます。
「立てこもり」の意味
立てこもりとは、外から簡単に入り込むことができない場所に閉じこもることです。
人質を取る場合もあり、強盗事件などで見られる状況と言えるでしょう。
したがって、実際にニュースなどで立てこもりという表現を聞く機会は普通にあると言えます。
籠城との違いは人質の有無という点が大きいですけど、人質をとらないケースもあるので区別は難しいです。
「籠城」と「立てこもり」の用法や用例
「完全に周りを囲まれてしまった。
このままでは逃げることすらできない。
こうなったら籠城するしかないだろう。
現状における最善の策になるはずだ。」
「銀行で立てこもり事件が起きたらしい。
犯人は人質を盾にして立てこもっているみたいだから、解決には時間がかかりそうだな。
なんとか早く解決してほしいと思うんだけどね。」
籠城と立てこもりは状況としては似ている
籠城と立てこもりはともに特定の場所に閉じこもることです。
しかし、籠城は周囲に敵がいることが多く、立てこもりは人質を取ることがあるので、そこで違いがあります。
だから、とりあえず区別をすることはできますけど、きちんと違いを認識しておかないといけないので、籠城と立てこもりはどんな部分が違うのかに関しては頭に入れておく必要があるのです。