「助長」と「増長」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

助長は「特定の傾向が著しくなるように影響をもたらすこと」。

特定の傾向が存在しているときに、その傾向がより顕著になるように何らかの影響を与える際に使います。

増長は「次第に程度がより著しくなること」。

何らかの程度がより大きくなるとき、著しくなるときに使います。

そういう意味では、助長と似たような意味を持つ言葉と言えます。

「助長」の意味

助長とは、特定の傾向が著しくなうように影響をもたらすことです。

すでに存在している何らかの傾向に関して、より顕著になるように影響をもたらす際に使うわけですが、意図しないで影響をもたらす場合もあれば、意図して影響をもたらす場合もあります。

実際に助長という言葉を使うときにはマイナスの意味で使用されることが多いです。

「増長」の意味

増長とは、次第に程度がより著しくなることです。

何らかの程度がより顕著になるときに使うので、助長と同じような意味になります。

ただ、増長に関しては人間がかかわった結果とは言えない場合も含まれます。

助長は人間が影響をもたらした結果に関しての意味になりますけど、増長に関しては自然とそうなったときにも使いますから。

「助長」と「増長」の用法や用例

「振り込め詐欺が流行っている中、新手の振り込め犯罪について報道すると、その犯罪手法が世の中に認知され、その手法をとる人間が増えやすいと言われている。

ニュースは犯罪を助長している面があるのかな。」

「今年に入ってから不況になってきたなと思っていたけど、最近はそれが完全に顕著になってきたと感じる。

不況が増長されてきて、かなりマズイ世の中になりつつあるな。」

助長と増長は同じような意味として使われる

助長と増長に関しては同じような意味を持っていると言えます。

ただ、増長に関しては高慢になるという意味もあるので、そっちの意味で使われるケースもありますから、気をつけないといけませんが。

実際に助長や増長を使う際にはそれぞれの意味を区別する必要がありますけど、似ている面もあるので注意をしながら使っていきましょう。

最新の記事はこちらから