「キンリ」と「麒麟」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

キリンは「首の長い哺乳動物のこと」。

「首長動物」と言い換えると分かりやすい。

麒麟は「中国伝説に出てくる架空の動物のこと」。

「想像動物」と言い換えると分かりやすい。

キリンと麒麟は発音が全く同じですが、全然違う動物です。

偶然の一致と言うよりは、なんらかの繋がりがあるかも知れないと考えるのが普通かもません。

「キリン」は動物園に居る首が非常に長い哺乳類

「キリン」は動物園やアフリカ中央部と南部に生息する、首が特に長い特徴を持つ哺乳動物です。
肌は黄色から褐色で、ハッキリした網模様を持っています。

長い首には他の哺乳類と同じ数、7つの脊椎があります。

草食で、頭には大きな2本の角と3本の小さな角があります。

角の多さでは一番です。

足から首までは5メートル程あります。

「麒麟」は想像上の動物

「麒麟」は中国の伝説上の動物で、頭は龍・角は鹿・体は鹿・尾は牛・蹄は馬のような変な姿ですが、王が全盛を敷いて太平の世になると現れると言われている「聖獣」です。
しばしば「鳳凰」と対にされることがあります。

日本では日本橋には麒麟像が設置され、また、ビール会社のラベルにも採用されていますので馴染みがある姿です。

「キリン」は「麒麟」に例えられた。

「キリン」が中国皇帝に献上された時に、それを見た皇帝が「麒麟」のようだと言ったことや、何かと発音が似通っていたことなどから、名付けられたという説があります。

日本でもその姿に驚いたため「麒麟」と名付けた説もあります。

更に上野動物園の延長が予算の7倍のジラフを手に入れたくて、「麒麟」が来たとウソを言って購入した説もあります。

「麒麟」が「キリン」になった。

「麒麟」は中国の想像上の動物で出、もちろん実在はしないのですが、ジラフは実在する哺乳動物です。

は初めてジラフを見た人はすぐに「麒麟」のことを思ったのでしょう。

諸説あるものの「キリン」は「麒麟」から名前を貰ったと考えるのが本当のようです。

大河ドラマのタイトル「麒麟が来る」にも、主人公明智光秀の名前の代わりに使われています。

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