「手助け」と「力添え」と「加勢」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「手助け」は、他人の仕事を助けることです。

手伝うことです。

英語では「help」「assistance」「lend a hand」で表されます。

「力添え」は、力を添えて助けることです。

英語では「help」「aid」で表されます。

「加勢」は、力をかして助けることです。

また、その人を指します。

英語「help」「aid」「support」で表されます。

「援軍」という意味では「reinforcement」で表されます。

「手助け」の意味

「手助け」は、他人の仕事を助けることです。

手伝うことです。

手伝いとして役立つことをいいます。

また、その人を指します。

以下のように使います。

逃亡の手助けをする
母の手助けをして使いに出る
子供でも手助けになる
歩くのに手助けがいる

<助太刀>
「助太刀」は「手助け」の関連語です。

果たし合いや敵討ちなどで加勢することです。

転じて、人に助力すること、加勢することをいうようになりました。

また、その人のことを指します。

「助太刀に入る」「助太刀を頼む」のように使います。

「力添え」の意味

「力添え」は、力を添えて助けることです。

力を貸すことです。

手助けすることです。

「援助」「助力」と同じです。

以下のように使います。

先輩の力添えがあってようやく完成した
周りの人に力添えをお願いした
大統領の力添えでその工事は成功した

<肩入れ>
「肩入れ」は、「手助け」「力添え」の類語です。

ひいきすることです。

浄瑠璃・平家女護島に「源氏肩入れの大悪僧文覚法師」とあります。

または、衣類の肩に、他の布でできたパットを入れて縫うことです。

「加勢」の意味

「加勢」は、以下のような意味です。

①勢いを加えることです。

助けることです。

「助力」と同じ意味です。

②援兵のことです。

③分家や小作の者が、本家の冠婚葬祭・屋根葺きなどに労力奉仕することです。

以下のように使います。

弱い方に加勢する
旗色の悪い方に加勢する
加勢を求める

<後押し>
「後押し」は、「加勢」の類語です。

荷車などを後から押すことをいいます。

転じて、助けることをいうようになりました。

後ろ盾となって援助することをいいます。

また、その人を指します。

「企画を後押しする」のように使います。

「手助け」は他人の仕事を助けること、「力添え」は力を添えて助けること、「加勢」は勢いを加えること、助けること
「手助け」「力添え」「後押し」「肩入れ」「加勢」は類語です。

「後ろ盾」「助太刀」「人助け」はこれらの言葉の関連語です。

共通する意味は「仕事などを手伝って助けること」です。

「手助け」と「後押し」と「加勢」は、支援する人のこともいいます
「~する」の形で、「手助け」「後押し」は他動詞として使われ、「力添え」「肩入れ」「加勢」は自動詞的として使われます。

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