「身幅」と「肩幅」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「身幅」は、体の幅のことです。

または、刀剣の幅のことです。

または、和服の身ごろの幅のことです。

英語では「the width the main section of kimono」で表されます。

「肩幅」は、両肩の端から端までの長さです。

和服で、背縫いから袖付けまでの幅をいいます。

英語では「the breadth of one’s shoulders」で表されます。

洋服の肩幅は「the width of the shoulders」「the shoulder width」で表されます。

「Breadth」は幅という意味です。

「身幅」の意味

「身幅」は、体の幅のことです。

または、刀剣の幅のことです。

または、和服の見ごろの横幅のことです。

多くの場合、「身幅もせまき」と使い、人に対する面目や肩身を表します。

浄瑠璃・菅原伝授手習鑑に「身幅もせまき罪人が」とあります。

<日本刀>

室町中期以降、日本刀は、鉄を鍛造したものです。

刀身の表裏両面の中ほどに鎬(しのぎ・高い稜線)があるものと、両面が平らかで鎬のないものとがあります。

刃の部分は、硬度を増すため焼き入れが行われます。

この時つけられた文様を刃文といいます。

刀身の柄の中に差し込む部分を茎(なかご)といいます。

この部分には刀工の銘が刻まれます。

刀身を保護するための付属品を拵(こしらえ)といいます。

刀身の幅を「身幅」といいます。

「肩幅」の意味

「肩幅」は、両肩の端から端までの長さです。

和服で、背縫いから袖付けまでの幅をいいます。

「肩幅が広い」のように使います。

<和服の身ごろの各部位の長さ>

「裄・ゆき・肩裄」・・背縫いから袖口までの長さのことです。

「肩幅」・・・・・・・背縫いから袖付けまでの長さのことです。

「袖幅」・・・・・・・袖の幅です。

「?(ふき)」・・・・袷(あわせ)や綿入れの袖口や裾の裏地を表に折り返し、表から少しのぞくようにした部分です。

「袖丈」・・・・・・・袖の長さです。

「着丈」・・・・・・・着物の丈の長さです。

「着物の歴史」

一般的に、和服は小袖式の長着を指します。

小袖形式の衣服は、飛鳥・奈良時代に伝来しました。

その唐風の衣服様式が、平安中期以降和風化しました。

鎌倉・室町時代には衣服が簡略化し現在の小袖の原型ができました。

桃山・江戸時代にかけて小袖は庶民の衣服として一般化しました。

江戸時代、小袖は、裁断や形式が単純化され固定化されました。

そのため、流行や変化は、柄や彩色、袖の長短、帯の幅などに限定されました。

今日の着物の様式は江戸時代中期に確立しました。

第二次世界大戦後、洋装の一般化に伴って日常生活の中で和服を着る機会は減少しました。

「身幅」は和服の身ごろの幅を指し、「肩幅」は背縫いから袖付けまでの幅を指します。

和服に於いて、「身幅」は身ごろの幅を指します。

「肩幅」は背縫いから袖付けまでの幅を指します。

和服の各部の長さを示す言葉には、「裄・ゆき・肩裄」「袖幅」「袖丈」「着丈」などがあります。

生物の身体に於いて、「身幅」は体の幅のことです。

「肩幅」は両肩の端から端までの長さです。

刀剣に於いて、「身幅」は刀剣の幅のことです。

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